他とは似ていない個性

フロントビュー
ボンゴ・フレンディ以来途絶えていた2.0LクラスのBOX型ミニバン。ただし、フリートップもセミキャブも、ボンゴの面影は皆無だ。全長4715×全幅1770×全高1835mm。価格は219万9000円~268万9000円。2.0Lと2.3Lを設定
ビアンテの登場までマツダのミニバンは、大型のMPV、ウイッシュやストリームを好敵手にもつプレマシーのみという少々寂しいラインナップであった。しかもプレマシーは、スタイリッシュなフォルムながら両側スライドドアを採用するなど、ヴォクシー&ノアやセレナ、ステップワゴンといったBOX系にも対抗する色気を見せていた。スポーティで使いやすいのだが、マーケットには中途半端に映っていたかもしれない。

そこに登場した2.0L級のBOX系ビアンテ。ミニバンの中でも台数的に中核をなすクラスのうえに、最後発といえるだけに企画から考え尽くされたうえの商品化といえるだろう。5ナンバーサイズにこだわらず、広さを最大限追求した国内専用モデルの実力を2回にわけてご紹介しよう。

デザインも意欲的

リヤビュー
大口を開けたフロントマスクだけでなく、ワイドに広がるリヤコンビランプ、縦長のリヤリフレクターなど、リヤまわりも個性的
まずは、特徴的なスタイルに目がいくビアンテ。大型のロアグリル、つり目のフロントマスクがもたらす顔つきはなかなか迫力がある。その気がなくても高速道路で先を譲られそうだ。

サイドビューは流れるようなデザイン。水や風といった自然が持つ流麗な雰囲気を具現化。見た目だけでなく、Cd値はクラストップレベルで、ロードノイズの低減や燃費にもいい影響を与えるのは言うまでもない。止まっていても動きのあるデザインを目指したというが、ハコ型一辺倒のライバルを古くさく感じさせる意欲作であることは間違いない。

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