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教養を深めるなら今! 英国で《ティアラ展》も開催中 ローマ《ダイヤモンド展》見聞記(3ページ目)

世界の至宝をローマに集めた《ダイヤモンド展》の様子をクィリナーレ宮殿よりご紹介。白眉は「ローマ王の首飾り」です。ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館では《ティアラ展》も開催中。

執筆者:本間 恵子

一方、V&Aの名で親しまれているロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館では、やはりダイヤモンド・トレーディング・カンパニーの協賛で《ティアラ展》が行われています。

ティアラとは、女性が正装するときに身に着ける宝冠のこと。特殊なジュエリーではありますが、ヨーロッパの上流社会に古くからなじんでいるものだけに、ロマンティックなデザインが多数現代に残されているのです。その魅力の集大成ともいえる展覧会が、この《ティアラ展》。3月21日から7月14日まで開催されていますので、残す会期は少なくなりましたが、機会があればぜひ訪れてみてください。

写真をクリックすると、より大きな画像が見られます。
1904年に作られた
カルティエのダイヤモンド・ティアラ。
プラチナ製です。

1927年に作られた
カルティエの「サンバースト・ティアラ」。
サンバーストとは、日輪のこと。
プラチナにダイヤモンド、スター・サファイア。

イギリス女王エリザベス2世が
1947年の結婚式で着用した
「ロシアン・フリンジ・ティアラ」。
Copyright: Royal Archives of Her Majesty Queen Elizabeth ・

ロシア皇帝一家の御用達ジュエラー、
ファベルジェの「ガーランド・スタイル・ティアラ」。
淡いブルーの部分は、ギヨシェ・エナメル。
東京、アルビオンアート所蔵。Photo: Courtesy of Albion Art

ここでご紹介した《ダイヤモンド展》《ティアラ展》には、日本から出展されている作品もあります。アンティーク・ジュエリーのサロン、アルビオンアートのWEBサイト(www.albionart.com)では、これら出展作品の詳しい解説を読むことができます。解説を執筆しているのは、イギリスの著名な宝飾史家、ダイアナ・スカリスブリック女史。アンティーク・ジュエリー・ファンは必読です。

 

続けて、
おすすめリンク集「ダイヤモンド基礎知識」へ行く ≫
All About Japan「イタリア」ガイドサイトへ行く ≫

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