年金受取で1年定期預金金利が0.5%アップ

年金を受け取るだけで、定期預金の金利がアップしたりお得な友の会に入会できたりする

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日本年金機構から年金受給のための「裁定請求」関連書類が送付されてきました。やっと(?)年金を受給する年齢になったということです。さてさて、受け取る金融機関はどこにしましょうか。

多くの人は、給与振込に使っていた銀行や生活資金口座の銀行を指定するようですが、ちょっと待って。その銀行に、公的年金自動受取を指定すると定期預金金利を優遇するサービスがありますか? 現在、大手銀行には公的年金の受け取りとセットになった金利優遇サービスを取り扱っているところはありませんが、多くの地方銀行や信用金庫では、公的年金の受け取りを条件に優遇金利を提示しています。

目を引くのは神奈川銀行です。なんと「スーパー定期預金(300万円未満)1年物の店頭表示金利+0.5%」で、預入期間1年、預入限度額100万円です。ただし、この優遇金利は1年間だけ。満期後は解約扱いとなり、普通預金利率になります。

紀陽銀行は、100万円までの「紀陽年金定期」とそれを超えて900万円まで預け入れができる「紀陽年金定期プラス」があります。「紀陽年金定期」は店頭表示のスーパー定期(1年)の利率+年0.4%(税引き前)「紀陽年金定期プラス」は0.15%を上乗せします。さらに、この定期預金は自動継続で、継続後の金利は継続時の「紀陽年金定期」「紀陽年金定期プラス」の利率となります。

中央ろうきんの「ふれ愛定期(300)」は、1人300万円まで店頭表示金利に0.3%を上乗せする1年定期預金です。これを超えると100万円~2000万円まで0.1%金利を上乗せします。1年定期預金の店頭表示金利に0.3%を上乗せする銀行には、香川銀行伊予銀行上田信用金庫西武信用金庫などがあります。

年金定期預金の多くは、退職金専用定期預金と同じように満期後自動継続です。継続後の金利は、定期預金の店頭表示金利、年金定期預金の金利に分かれます。

店頭表示金利で継続される場合は、自動継続後に解約し、再び年金定期預金に預け入れて、優遇金利をキープする手間を惜しまないようにしましょう。ただし、解約不可や年金定期預金の優遇金利は1年だけ、という銀行もありますので、満期後どのような扱いになるのか、必ず窓口で確認しましょう。

貯蓄預金の金利を優遇

とても珍しい金利優遇を提供するのは広島銀行です。名称は「貯蓄預金(年金ご指定型)」。出し入れ自由でキャッシュカードが使える貯蓄預金は、生活口座として利用できる預金です。その金利が優遇されるなんて、年金生活者にとってはかなりうれしいサービスです。会員制サービス「活彩倶楽部」も利用条件を満たせば加入できます。

日帰り旅行や観劇優待など、金融機関の「友の会」のお楽しみについては次ページで。