室内の温度設定は、どうすればいい?
ガイド:じめじめの梅雨、そして暑い夏。部屋の温度はどうすればいいのでしょうか?神谷先生:昔はクーラーはなくても、赤ちゃんは育ったのです。ただそれは、家中の窓を全開にし風を通せたから。現在は住環境が変わっているので、産まれてからの最初の梅雨や夏はエアコンを上手に使うのもいいでしょう。クーラーは体に悪いと決めてしまわず、臨機応変に。ただ、冷たい空気は下に溜まるので、床に布団を敷いて寝るのと、ベビーベットで寝るのとでは温度が違います。立っていたり椅子に座っていることが多い大人と、床の布団で寝ているのでは、温度差があることを忘れずに。床に寝ているのなら一枚多めに着せたり、タオルを羽織ってあげたりして調整してあげて下さい。
赤ちゃんが1歳を迎えてからは、子供をいかにして環境に慣らしていくかを考える必要があります。今、汗のかけない子供が増えています、快適に過ごせるように設定している室内温度が、大きな原因の1つ。人間は本来、環境(暑い・寒い)に慣れる能力を持って産まれてくるのです。現にアフリカでも北極でも、子供は育つわけですから。能力は使わないと機能しなくなるので、子供が日本の風土に慣れるよう考えてあげることが大切。エアコンは大人が勝手に設定せず、子供の様子を見ながら使えばいい。出来るだけ自然風で過ごし、暑さのため眠れない時など、どうしてもだめな時は使う、臨機応変に対応してください。
神谷整子先生オススメのベビー服・育児方法
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神谷先生:あればいいなと思うのは、ベスト。夏でも使えるベストがあれば、簡単に着脱ができます。外出時、外は暑いが店内はすごく涼しいといった温度差にも使えます。動きを邪魔しない点から便利。タオル地で作るといいかも。あと、お母さんが着替えさせるのが面倒にならない服。育児方法は、触って確認が基本です。首や背中を触り、汗をかいていないかはもちろん、子供が寝ている時、足をママの手で包み込むように触ってみる。これは本当に大切で、寝ている時の足が温かい子は健康ですよ。
ガイド:多忙な中、赤ちゃんのため、子供のため、ママのためを考え取材受けていただき、ありがとうございました!
神谷先生と初めてお会いしたのは2年前、ガイドの3番目の子供の出産の時でした。神谷先生に、子育て、子供との接し方、母である事の原点を教えていただいた気がします。忘れてしまった「当たり前の、自然な方法」を思い出させてくれる神谷先生。子供服の着せ方についても、今回の記事だけでは書ききれないお話を聞かせていただきましたので、またご紹介させて頂きます!どうぞ楽しみしていてください!
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【取材協力】助産師:神谷整子先生