妊娠の基礎知識/高齢出産

妊娠高血圧症の原因・症状(3ページ目)

最近、「妊娠高血圧症」に気をつけましょうとよく耳にします。妊娠中毒症とは何が違うのでしょう? その症状は? 原因は? 専門家である天神つじクリニック院長、辻恵美子先生のインタビューをご紹介いたします。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

妊娠高血圧症の身体への影響

Q:妊娠高血圧症は母体や赤ちゃんにどんな影響があるのですか?

A:高血圧が続くということは、身体に大きな負担がかかっている状況を示しています。だから、出来るだけ早く血圧をコントロールする必要性があります。妊娠自体が母体の血圧循環の異常を引き起こしているので、出来るだけ日常生活を身体的にも精神的にも負担のないようにしていく必要性があります。

早めに発症し、症状が強くて母子ともに危険な状況になる場合、妊娠中絶という選択の可能性もあります。また、妊娠後期の場合は、帝王切開で母体に負担をかけない出産を選択することになります。

妊娠自体が赤ちゃんの成長や母体の変化に合わせて、血圧循環も変化している時期ということですね。妊娠前と比べて新しい「いのち」をお腹に宿している訳ですから、変化するのも当然のことでしょう。高血圧の症状が出れば、より一層の負担を増すことになるのですね。

妊娠期間もそしてお産当日、産後も母子ともに健康に過ごしたいですよね。次回のガイドにおいて、妊娠高血圧症の治療や予防についてお伝えいたします。お楽しみに!

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※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

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