高齢出産でも二人目、三人目を産む人は多い

高齢出産でも2人目、3人目を授かる人も居る

高齢出産でも2人目、3人目を授かる人も居る

出生率は1.42%(2015年)と少子化が進んでいる現在ですが、子どもを持つのならば「2人から3人が理想」と思っている母親は多いようです。高齢出産で第一子を授かった人の喜びは大きいものの、「でもさすがに、高齢出産だと二人目、三人目は無理……」と思っている人も多いと思います。私の周辺を見ていると、高齢でも二人目以降を授かって、元気に出産なさっている方もたくさんいらっしゃいます。

高齢だと出産時の体力がなくなる?

出産の体力がなくなる?
漠然と「高齢だと無理」?
高齢出産だと二人目は無理と思う、その主な理由として「出産の体力がなくなってしまうのでは」という懸念を挙げる人が多いようです。

しかし、一般的に二人目以降の出産は比較的楽だったという方が多いもの。分娩時間の平均も初産は12時間、経産婦は7~8時間だといわれています。最初の出産を経験して2~4年後であれば、前回の出産のこともよく覚えていて、体の準備も心の準備もスムーズかもしれません。

漠然と「高齢だと無理」と思うかもしれませんが、授かることができた命は、基本的に産めないとか、育てられないということはありません。

現に「38歳で初産、その後、40歳で二人目を産みました。初めからきょうだいを作ってあげたいと思っていたので、最初の子を産んだ時点で、産後の体調にも気遣い、徐々に準備を始めました」という方が私の身近にも多いのです。

高齢出産の人の方が、「二人目、三人目はいずれ……」と曖昧にしていては、出産可能な年齢までの先が短いということもありますので、心と体の準備を整えてチャレンジしているという面もあるようです。それができるのも、初産に至るまでに、その人がやりたかった仕事や趣味の世界のことをがんばってきて「やるだけやった感」が十分にあるせいかもしれません。

初産を経て、「子育ての楽しさ、面白さ、幸せ感に目覚めた」と子育てモードになったら、「この勢いのまま二人目へ」というわけです。

年の離れた二人目出産も珍しくない

ママと子ども

上の子のときとはまた違った感動が

一方、1人目は若いうちに産んで、40歳近くになってから2人目を出産したという人も増えています。

1人目を産んで、早々に仕事に復帰して、そのまま「仕事と育児の両立」に苦労しながらがんばってきたという人たちです。子どもはもう小学生くらいになっていて、「このまま一人でもいいかな」と思っていたところが、同級生の「高齢出産で初産」に触発されて、「私もまだ産めるかも」と2人目にチャレンジした人もいます。「ああ、友達は39歳で1人目の子を産むのか。私にも今、赤ちゃんが居ても素敵だな」と思えたそうです。

また、一人目のときは社内の育児支援制度が整っていなかったから、なかなか次もという気持ちになれなかったかもしれませんが、ここ数年で会社や地域の育児支援のサポートが整ってきました。以前は「遠慮がち」に制度を利用していた感があったような職場でも、利用する女性側の意識も変わってきたようです。そうした状況を受けて「もう一人いても、安心して育てられる」と奮起した人もいます。

この場合も「年が開いたから出産が苦しいかしら」と悩むことはありません。「出産から三年経つと初産のときの状態に戻る」という説もありますが、あまり根拠はないので心配しなくても大丈夫です。

それ以上に、近年の「お産をポジティブに捉える情報」を吸収して、前回とは違った感動を得たという方も多いのです。「一人目のときは、あまり知識もなく、周囲に促されるまま病院の分娩台で出産しました。二人目のときは、フリースタイル出産という方法があるということを知ったので、ぜひその方法にチャレンジしてみたいと思って、助産院で生みました。上の子のときとはまた違った感動がありました」というお話も、一人や二人ではありません。

助産院の受け入れも、初産だと37歳以下などのルールがありますが、経産婦であればもっと年齢が上でも受け入れてくれるところもあるようです。

>>上の子にとっても大切な学びになる