自動車保険/疑問解決!自動車保険Q&A

搭乗者傷害保険に関するQ&A(2ページ目)

車に乗っている全員を補償する搭乗者傷害保険。他人のケガはもちろん、対人賠償保険では補償できない自分自身やご家族のケガも全てOKです。詳しく知っておくと、ちょっとしたケガでも役立つ保険です。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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Q.保険金は何がどんなふうに支払われる?

命に関わる事故には死亡保険金が、ケガをした場合には、ケガの部位と症状別によってあらかじめ決められた保険金が支払われます。

命に関わる事故には死亡保険金が、ケガをした場合には、ケガの部位と症状別によってあらかじめ決められた保険金が支払われます

A.搭乗者傷害保険からは次の保険種目からそれぞれ保険金が支払われます。

●死亡保険金

事故発生から180日以内に死亡した場合、契約の保険金額が支払われます。あわせてシートベルトを装着していれば保険金額に30%が上乗せして支払われます。

●後遺障害保険金

事故発生から180日以内に後遺障害が発生した場合、契約の保険金額の4~100%が支払われます。これとは別に介護が必要になった場合、重度後遺障害、18歳未満の子供に対しては別途上乗せして支払われます。

●医療保険金

事故発生から180日以内に医師に治療を受けた場合「治療給付金」として1事故につき1万円が支払われます。治療日数が5日以上になった場合は「入通院給付金」として、「部位・症状別」に保険金が支払われます。

Q.「部位・症状別」って例えばいくらぐらいもらえる?

A.身体の部位や症状別に5万円~100万円が支払われます。支払い額は細かく分類されて決められています。

例えば「挫創・挫減創・切創」という症状を被った場合の一例です。
  • 頭部             15万円
  • 顔面部(歯牙・眼を除く) 5万円
  • 胸部・腹部         10万円
  • 上肢(手指を除く)       5万円
  • 全身                 15万円
……といった具合に同じケガでも部位によって金額が異なります。なお全身とは頭部、顔面部、胸部など3部以上にわたるものを言います。保険会社の重要事項説明書などに「部位・症状別」の保険金額が細かく記されているのでチェックしてみましょう。

このように見ていくと、少ない保険料に対してなかなかの充実ぶりであることがわかります。また保険金も症状が判明すれば、すぐに受け取れる点もメリットといえます。ただし、飲酒運転や故意や自殺、危険な状態で搭乗していた場合には保険金を受け取ることができないのでくれぐれもご注意ください。


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