手付かずの自然が残る、サムイ
知名度のわりに訪れる日本人が少ないサムイ島ですが、コアなファンは確実に増えている(c)タイ政府観光庁
シーズンによっても海の色が美しく変わる。2月からはベストシーズンに入る
椰子の木と手付かずの自然に囲まれた“秘島”サムイ島。この島はもともと漁民が静かに暮らす島でしたが、ヨーロッパのバックパッカーたちが、ここの自然と海の美しさに魅せられ、有名になっていきました。本格的にリゾート開発が始まったのが1990年代からと、タイの中ではまだ比較的新しいリゾート地でもあります。島では、椰子の木よりも高い建物を建てることが禁止されているので、今なお、田舎風情が漂っていてのんびりとしています。
サムイ島の特徴は、何と言っても透明度の高い海と、ダイビングスポットに最適な離島が周辺にあるということ。またホテルやバンガローなどの宿泊施設のほとんどが、長く続く白砂のビーチ沿いに建てられているということです。夜にはビーチ沿いのホテルやレストランが砂浜に、テーブルと椅子を出して営業しているので、波の音を聞きながら食事やお酒を楽しむことができます。テーブルにはキャンドルが灯されていて、その様子はとてもロマンチック。サムイのビーチでは、昼は青い海と空を、そして夜は波の音とキャンドルライト、そして美しい星を満喫することができます。
サムイへのアクセス
日本からサムイ島に行くには、直行便の就航がないため、バンコクで乗り継ぎ。 バンコクからの国内線乗り継ぎ便はバンコクエアウェイズまたはタイ国際航空があります。就航数が多いのはバンコクエアウェイズで、毎日サムイ島へ15~20便の定期便を就航中。フライト時間は1時間5分です。
サムイの気候
サムイ島の魅力は何と言っても日本の夏休みシーズンに乾季を迎えること。この時期、タイのほとんどのビーチが雨季を迎える中、サムイは穏やかな海を満喫することができるのです。 ベストシーズンは3~9月、10~12月半ばくらいまでは雨季となります。