いつもの動作が危険を招く!?

つい何気なく前カゴにバッグ!

つい何気なく前カゴにバッグ!

通勤や買い物で自転車を利用する人、特に自分のバッグを自転車の前カゴにただ入れるだけの人は、ひったくり被害のことをまったく考えていないようです。「ひったくり」というのは、文字通り、人のバッグやカバンなどを強引に奪い去っていく窃盗犯罪です。

「ひったくり」という語感からは、「たいしたことない」「軽い被害」と思いがちですが、時には死者や重傷者も出ることのある危険な犯行なのです。自転車の前カゴにバッグを入れる習慣の人は、「私だけは大丈夫」と根拠もない自信を持つことはやめましょう。「いつ被害に遭ってもおかしくない」と自覚することが自己防衛の第一歩です。

歩行中にバイクや自転車、車あるいは徒歩などによるひったくり被害では道のどちら側を歩くにせよ、バッグを車が通る側すなわち建物側ではないほう、に持っていると被害に遭いやすいことは理屈として分かりやすいものです。つまり、通りの左側を歩く時に、バッグを右側に持っている、あるいは通りの右側を歩いている時にバッグを左側に持っていると被害に遭いやすいということです。

では、被害者が自転車に乗っている場合はどうでしょうか? これは「ひったくり犯」が一人の「単独犯行」か、自転車やバイクなどに二人乗りをしてひったくりをするいわば「二人組」による犯行かによっても違ってくるでしょう。自転車かバイクの違い、ひったくり犯の利き腕が右か左か、でも違うはずです。ただ「右利き」が約9割以上、日本人では95%以上は「右利き」だと言われており、バイクのハンドルのアクセルスロットルは右側です。

一人乗りならば、左手でバッグを奪い、右手でアクセルをふかして逃走する——自転車も右手でハンドルを握りつつ、左手でバッグを奪って逃げる、となるとバイクや自転車からのひったくりを防ぐには自転車で通行するときはできるだけ通りの右側を通ることが望ましいでしょう。ただし、二人乗りの車で後部座席にいるひったくり犯は被害者が道のどちら側を通行していてもバッグを奪う危険性はあります。