二酸化炭素を確保せよ!

ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を培養するときには、二酸化炭素が必要になります。これは、ユーグレナが植物の機能を備えていて、日光と二酸化炭素によって自ら栄養素を作り出すから。ということは、ユーグレナを今以上に大量培養する場合、より多くの二酸化炭素を確保する必要があるのです。

といっても、現在は二酸化炭素が問題になっているくらいなので、今の時点では足りなくなるということはないと思います。しかし、「あれ、足りない…」なんてことがあったら大変な問題なのは間違いありません。

ユーグレナの強み

ユーグレナの写真。提供:株式会社ユーグレナ

ユーグレナの写真。提供:株式会社ユーグレナ

実は、ユーグレナにはすごい特徴があって、それは空気中の二酸化炭素濃度の300倍、場合によっては1000倍の濃度にも耐えられるということ。私たち人間が生活している環境下での二酸化炭素濃度は0.04%なのですが、これが仮に300倍の12%になったら絶対に生きることはできません。というか、仮に3%~4%になるとめまいや吐き気に襲われ、7%になると意識を失います。

しかしながら、ユーグレナの場合はこういった条件下でも全然へっちゃらで、しっかりと増えていきます。そのスピードは1日で2倍。1ヶ月で10億倍というすさまじさ。

この強みを活かすことによって、今世界が抱えている温暖化問題をクリアすることができるのではないかと思います。温暖化を引き起こしている要因の一つが二酸化炭素であることを考えると、これをモグモグと食べてくれるユーグレナは、もしかしたら救世主になるかもしれないからです。

ではなぜユーグレナにそれだけの力があるのか。それは次の記事に続きます。
ミドリムシが地球を救う!?(4)温暖化防止編」へ。

【これまでの記事】
ミドリムシは食べられるんです!
ミドリムシが世界を救う!?食料問題解決編

生理がこない女性たちへ
ミドリムシが世界を救う!?女性の悩み解決編

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