「ゼロカロリー」「カロリーオフ」飲料は本当に太らない?
■低カロリー甘味料「アスパルテーム」「ステビア」
清涼飲料のカロリーは、そのほとんどが糖分由来のもの。つまり甘みのカロリーを控えれば、ほとんどカロリーゼロに近い状態となります。
そんな中で最も多く使われている低カロリー甘味料のひとつ「アスパルテーム」。たんぱく質の成分で、砂糖の1/200の量で甘みを感じる性質があるので、結果的にとても低カロリーになるというわけです。また「ステビア」も同じく低カロリーの天然甘味料で、砂糖の200~300倍の甘さを持つと言われています。
■ゼロカロリーの甘味料「エリスリトール」
ゼロキロカロリー飲料に最も多く使われるのは「エリスリトール」。糖アルコールの一種で、白ブドウ果実やキノコの他、ワイン・清酒・醤油・味噌など、発酵食品に含まれている天然の糖質です。血中では代謝されない性質があるので、カロリーはゼロと算定されています。
■「ゼロカロリー」「カロリーオフ」飲料は太る?太らない?
結論から言えば、ゼロカロリーという表示の商品は、確かに低カロリーだと言えます。毎日これらを1本程度飲んでいるのであれば、太る心配はないと考えられます。
ただし健康上は、ひとつの食品を大量にとることは避けるのが無難なので、ゼロカロリーやカロリーオフの飲料ばかりを何本も飲むよりは、お茶やお水と併用しながら暑い時期を賢く乗り切って下さいね!
参考:
厚労省ホームページ、三菱化学フーズホームページ、ステビア工業会ホームページ