人気スポーツは圧倒的に遅生まれが有利!
AERA with Baby 2008年春号 |
面白いのは、スポーツの種目別、生まれつきデータ。記事によれば、野球、サッカーなどのプロ人気スポーツ選手には、圧倒的に4月、5月の遅生まれの人が多いのだそう。この2つは特に人気のスポーツで、体格に差がある子どもの頃から始めることが多いため、体の大きな遅生まれの子が自然と選手になっていき、早生まれの子は体格が追いつく前に、選手になれずに辞めてしまう子が多いのだろう、ということです。ただ、ヨーロッパのサッカーリーグやJリーグでも、この差を無くすための試みを取り入れていますので、将来的には、ほとんど差がなくなるだろう、と言われています。
一方で、柔道やゴルフといった、比較的大人になってから始めるスポーツの選手では、遅生まれ、早生まれの差がほとんどなく、競馬のジョッキーは、逆に早生まれの人が圧倒的に多いというのです。ジョッキーは体重が軽い方がいいため、同じ学年でも比較的体が小さい早生まれの人の方がいい、ということなのでしょう。
受験にも差が!?
遅生まれの子の方が、幼稚園や小学校の受験にも有利なのでは?とも言われます。確かに4月生まれの子と3月生まれの子とでは、幼い時期には体格だけでなく、知力にもかなりの差がついているはずです。受験して入学する私立、国立小学校の中には、生まれつきに配慮して、生まれ月ごとに試験を行う学校もあれば、まったく配慮せず、五十音順に行う学校もあります。早生まれのお子さんの場合、そういったことも調べて受験するといいかもしれませんね。
ただ、私の知人、友人の中にも、体が小さな早生まれのお子さんを見事、難関と言われる国立の小学校に入れた方は何人もいます。早生まれ、遅生まれを気にするよりは、すべてば子どもの個性や力だと思って、受け入れて、伸ばしてやることのほうがずっと大事なのかもしれません。
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