携帯メールで悪口を広げる怖いママ!
「ねえねえ、知ってる?」とあっという間にメールで噂が広まる |
それからしばらくして、別のママ友と親しくなったサヤカママは、「お料理が苦手で、お宅ではお食事はいつも冷凍食品ばかりなんですって」と言いふらされていたことを知りました。どうやらカオリママの一派が、あることないことをほかのママ友たちに言いふらしていたよう。
言いふらすといっても、園庭での立ち話ではすぐに誰が言っているかわかってしまいます。カオリママ一派がいつも使うのは携帯メール。メルアドを知っているママに「お元気?」とご機嫌うかがいを装ってメールを送り、そこで「実はね……」とサヤカさんの悪口を広めていたようなのです。「手作りのお菓子を持っていかなかったことはただの難癖に過ぎず、何か、私が気に食わなかったんでしょう」とサヤカママは分析します。
もともと、人づきあいに関してはドライだったため、それほど真剣に悩むことはなかったというサヤカママですが、無視されたりするのはあまり気持ちのいいものではありません。この春、カオリママの子どもが卒園したため、サヤカママには1年ぶりに穏やかな春が訪れたそう。
「見た目が気に食わない」とか「こちらの気持ちを全然わかってくれない」とか、「ホントに大人同士のつきあいなの!?」と思うような理由や、あるいは何が理由なのかさえわからないシカトや仲間外れが、いまどきの幼稚園ママたちの間で増えているよう。意地悪をされた側のママの中には、うつ病やパニック障害など、精神的な問題を抱えるようになった人も多くいます。本当に困ったものです……。
割り切ったお付き合いは悪くない!
普段からお付き合いする人の「種類」にはいろいろありますよね。学校の友人、会社の同僚や上司、親戚、近所の人……などなど、人間が生きていく上ではあらゆる場所で「お付き合い」が発生します。結婚し、子どもが生まれて幼稚園に入れば、「幼稚園ママ友」という新しいお付き合いのカテゴリーが生まれます。
ただ、「幼稚園ママ友」が、それまで付き合っていた学校の友人や会社の同僚とは違うのは、「自分」が主役のお付き合いではない、ということ。あくまでも主役は子ども。子どものためにお付き合いをするのが「幼稚園ママ友」なのです。
出会った全部の人と、全て仲良くお付き合いできる、と考える方が間違い。割り切ったお付き合いは悪いことではありません。悪口を言ったり、シカトしたりする人とお友だちになるなんて、こちらから願い下げ!くらいの気持ちで前向きにお付き合いしたいものです。
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