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実例:夏休み明けの登園しぶり(2ページ目)

「登園しぶり」「登園泣き」は、入園したての子どもだけに起こるもの?いえいえ、長く通園している子どもでも、ちょっとしたことで登園をいやがるようになることもあります。特に、夏休み明けは要注意!

執筆者:吉森 福子

ガイドがとった対策1:休養第一・早寝させる

にっこり笑って「バイバイ」ができる日が、早く来ますように。
大人もそうですが、小さい子どもほど「心」と「身体」の調子は連動しています。特に、夏の終わりの登園しぶりということは、「夏の疲れ」がたまっているということだと考えられるので、この「疲れ」を解消することがまず重要だとガイドは考えました。

保育園に通わせている家庭では、どうしても夕食・お風呂の時間が後ろへずれ込みがちですが、極力早寝を心がけています。ただ、現実的には早く布団に入れてもすぐに寝てくれるわけではありませんが・・・。

ガイドがとった対策2:園で「役割」「お仕事」を与える

「朝のお別れ泣き」が続いたある朝、また抱っこから離れずに泣きそうになっていたときに、ちょうど先生が「事務所(職員室)」に出欠簿を持っていくところでした。そこで先生が「○○くん(長男のこと)、これ、事務所に持っていってくれる?」と声をかけると、彼はさっと抱っこから降りて歩き出したではありませんか!

このお年頃は、こうした「お仕事」が何より楽しい遊び。「ごっこ」じゃなくて、本当に役に立つことをするというのが、本人の満足感につながるようです。「自分のやるべきことがある」という、心地よい緊張感がやる気を生むのでしょう。

見極めポイント:「子どもは園では楽しく過ごしている」という確信が親にあるかどうか

今回「子どもが登園をしぶっても、通わせ続ける」という方法をとった理由は、「園では楽しく過ごせているらしい」という確信がガイド自身にあったことです。

長男はこの園で4年目。現在の担任も、昨年から持ち上がりという先生が2人で、彼のことはよく分かってくれているし、母親であるガイドも信頼を寄せています。まだ特定のお友だちとグループになるようなこともほとんどなく、誰かにいじめられているようなこともなさそう。

「朝、母親が見えなくなったあとは、普通に楽しく遊んでいる」ということも何度も先生に聞き、確認しました。

また、ガイドは同じクラスの他の子たちがあるとき「お別れ泣き」をしていたり、そして同じ子があるときはニコニコと手を振って親を見送るのも見ています。そういう他の子どもの様子を見ていると、「どんな子だって、そういう時期はあるもの」と思うことができるようになったのです。

一般的なケースでは、ここが大いに迷うところではないでしょうか。入園したばかりで先生との信頼関係がまだできていない場合、子どもと園の雰囲気が合うかどうか確信が持てない場合は、もう少し慎重になってもいいのかもしれません。迷いがある場合は、休ませて様子をみてもいいと思います。

ガイド長男の「登園しぶり」が始まって2週間、まだ笑顔でバイバイができませんが、大泣きする日は減ってきました。「あんなときもあったよね」と笑い飛ばせる日が、早く来てほしいものです。



■関連サイト
登園しぶり、どうする?【幼稚園・保育園】
2学期の準備はOK?【幼稚園・保育園】
「早寝早起き」が何より大事【幼稚園・保育園】
こうして子どもを早く寝かせる!【幼稚園・保育園】
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