■幼稚園の場合■
幼稚園は、「行かなければならないところ」ではありません。
特に年少さんのうちは、「休まずに通えれば運がいい」くらいに考えていたほうがいいのかも。「年中さんになったら、もうすっかり楽しく通っている」ということも、よくあるようです。
また、園によっては、新入園児が慣れるまでは、親のつきそいが認められているところも。園の方針によりますが、相談してみてもいいかもしれませんね。
■保育園の場合■
保育園の場合は、親としては「どうしても」子どもに登園してもらわなければ困ります。
3歳未満で入園することが多いので、どうしてもはじめは大泣きです。
が、年齢が低い分、慣れるのは早いです。
まずは、園での子どもの様子を先生に詳しく聞き、親が安心すること。
そして最初に述べたように、休みは疲れすぎないようにする。
このことは、平日に休ませにくい保育園児のご家庭こそ、重視してください。
「トラブルが起こったときは、園の先生と信頼関係を作るチャンス」と考えるのも、いい方法です。
園や先生によっては、「トラブルのある子は歓迎しない」ということもあるかもしれません。
が、実力・誠意のある先生なら、本気で相談に乗ってくれるはず。
最初からあきらめずに、こちらも誠意を持って率直に相談してみましょう。
「GWや夏休みなど、まとまった休みの後は、泣くものである。」
まずは、こう覚悟を決めましょう。
「おおきたきた、これが”休み明けの登園しぶり”か!」と余裕を持って構えることがポイントです。
そしてもうひとつ大事なことが、「将来の登校拒否」を心配し過ぎないこと。
幼稚園の「登園しぶり」と、小学校以上の「登校拒否」は、基本的には別のもの。先々の心配より、「今、目の前にいる子どもに向き合い、気持ちを受け入れること」を心がけてください。
そうして行けば、先々の問題にも対処する親の力がついてくるのではないでしょうか。
【参考文献】
「幼稚園 行きたくないと言われたら」『プチタンファン』2002年4月号
「うちの子の登園拒否」『プチタンファン』2001年4月号