3 入園説明会に行く
「入園説明会」とは
一般の見学とは別に、何日か日を決めて「入園説明会」を設定している園もあります。仮にふだんの日にすでに見学をすませていたとしても、ここはできるだけ参加しておきましょう。
というのは、ふだんの日の見学の場合はなかなか園長先生とお話するチャンスがないから。私立幼稚園は、園長の方針が園のカラーを決定します。説明会では園長先生のトークがきっちり聞けるはずなので、大いに幼稚園選びの参考にしましょう。
説明会しか園に入れない場合も
はじめての幼稚園選び(2)でもお話しましたが、こういった説明会以外のふだんの日には見学を受け付けてくれないという園もあります。そういう園を考えている場合は、極力スケジュールを優先しておきましょう。
「ふだんの日に見学させてくれないのは不親切」という意見もありますが、そうとばかりは言い切れません。
セキュリティの問題で、極力外部の人間を園内に入れないようにするというのは、昨今の社会情勢の中ではある程度仕方のないこと。また、見学者の応対で、在園児への対応が手薄になることを避けるため、という面もあるようです。
質問事項をまとめておく
「入園説明会」では、園内の見学、園長や職員による園の説明のほかに、見学者からの質問を受け付ける時間がとられているはずです。ここはもちろん、あらかじめ聞きたいことをまとめておきましょう。
また、他の人の質問とその回答についても、しっかり耳をすませておくこと。自分では思いもつかない点をチェックしているかもしれません。
私が行った説明会では、あるパパが園のセキュリティについての質問をしていました。ママたちの中からは、なかなか出てこなかった点で、とても参考になったという経験がありました。
4 運動会などの行事を見に行く
「園の方針」が如実に表れる場
運動会というのは、ふだんの園生活とは異なる場です。しかし、こういう行事にこそ「園の方針」が如実に表れるとも言えます。
まあ大ざっぱな印象としては「ユルめ」か「ピシッとやる」か、ですよね。どちらがいいかということについては、これはもう親の好みの問題でしょう。
個人的には、年少・年中・年長で内容や完成度が変えてあるというのが望ましいかと思います。年少児には厳しすぎず、年長児はがんばって、ちょっと誇らしげ…というのがいいですよね。
夫婦で見に行ける
また、最初の話に戻りますが、休日の行事だと夫婦で見学に行ける、というのも重要です。
個人的な体験ですが、うちの場合は夫婦でいくつか運動会を見学して、ふたりとも「あんまり学校みたいな園には違和感がある」という共通認識を発見することができました。
全く個人的な好みなのですが、「大人数でピシッと、は学校に行ってからでよい。今は家庭的な環境が望ましい」という結論に至ったのです。
もちろんこれはうちの場合ですよ。夫婦で「鼓笛隊パレードはすばらしかった!ぜひやらせたいね。」という結論になることだってあるでしょうし、夫婦で感想が異なった場合には、いい機会です。納得がいくまできちんと話し合うというのも、家族の大事な歴史のひとつになるでしょう。
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はじめての幼稚園と「下の子」でも書きましたが、くれぐれも無理はせずに。でも、せっかく見学に行くのなら、納得がいくまでじっくり見学したいですね。入園する園が決定するまで、もうひとふんばりですよ!
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はじめての幼稚園選び(1)通園期間と通える園をチェック
はじめての幼稚園選び(2)入園選考日程確認と、リスト作り
2人目出産と入園が重なったらどうしよう!はじめての幼稚園と「下の子」
【関連リンク】「探す・選ぶ・入る(幼稚園)」
その中でも、特にオススメの
【関連サイト】
幼稚園の選び方 by 保育ing(ホイキング)
幼稚園ママのつぶやき
【参考文献】
『幼稚園を選ぶ、なら』 プチタンファンブックス・婦人生活社 (現在、在庫切れ)
『幼稚園選び必勝講座』 コモ編集部・主婦の友社
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