来年4月にお子さんの保育園の入園を考えているママ&パパさんは、そろそろ保育園情報を集めはじめる頃ですね。
4月入園の場合は、11月から1月にかけて申請を受け付けるというところが多いようです。まずは、お住まいの自治体で保育園入園について問い合わせるところからスタートしましょう。
詳しくはこちらを。
保育園の基礎知識(1)幼稚園とどう違う?認可って何?
保育園の基礎知識(2)認可外保育園を検討するとき
ところで、「認可保育園だったら保育料は全国同じでしょ?」なんて思っていませんか?
今回は、気になる保育料や待機児についてのお話です。
1 保育料はどのくらい違う?
2 どこに住めば入りやすい?
1 保育料はどのくらい違う?
「認可保育園」というのは、保育園の基礎知識(1)でもお話したように、「設備や保育士の人数など、国が定めた認可基準を通っている」ということでしたね。
しかし、保育行政を実際に運営しているのは、市区町村の各自治体です。保育料は各自治体が決定しているのです。ということは、自治体によって保育料の額には差があるということになります。
もっとも、保育料については自治体間の格差よりも、世帯収入による差のほうが大きいというのも事実です。収入によって、無料~6万円超と、段階的に設定されています。
また、「0~2歳」は高く、「3歳以上」は少し安くなっています。これは、年齢によってかかるコスト(多くは保育士の人件費)が異なるからです。
収入や子どもの年齢によって差があるというのは、ある程度納得がいきます。でも、同じ収入なのに住む場所によって保育料に差があるというのは、ちょっと意外ですよね。
首都圏の自治体の中で、保育料の違いが顕著にみられる2つの例を挙げてみました。
3歳未満 | 3歳 | 4歳以上 | |
東京都A区 | 29,200円 | 19,500円 | 18,000円 |
千葉県B市 | 55,900円 | 28,700円 | 24,000円 |
前年分の所得税の世帯合計額が210,000~240,000円の場合
このような格差は、自治体ごとの保育行政に関する考え方や、財政状況の違いによって起こるようです。
保育園の保育料以外でも、私立幼稚園の保育料補助や、乳幼児医療費の助成なども、自治体ごとにかなりの開きがあります。
だからといって、すぐに「そのために引越し!」なんて訳にはなかなかいきませんが、これからの住み替えを考えている方は、ぜひ調べてみてください。
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