子供のしつけでやってはいけない怒り方・叱り方とは?
叱るときにやってはいけない重要なポイントは?
やってはいけない叱り方10か条
自分の都合で叱っていませんか? くどくどといつまでも叱っていませんか?
感情的に叱らないためには、一度、深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱るといいでしょう。感情的に叱ってばかりいると、情緒不安定な子どもになる場合もあります。
■子どもの言い分を聞かずに、叱るのはダメ
例えば兄弟喧嘩では、喧嘩の理由も聞かずに、上の子どもを叱ってしまう親も多いのではないでしょうか。これに限らず、子どもの話を聞かずに、頭ごなしに叱ってはいけません。まず、冷静に子どもの話を聞いてあげましょう。
■くどくどといつまでも叱り続けてはダメ
くどくどといつまでも叱り続けていると、かえって親の意図が伝わりません。親の伝えたい内容は心に残らず、怒られているという印象だけが強く残ってしまいます。
■自分の都合で叱ってはダメ
疲れているからといって、八つ当りで叱ってしまうことはありませんか。 後でお母さんが後悔するだけです。
■両親が一緒になって叱るのはダメ
両親が一緒に叱ってしまうと、子どもの逃げ場がなくなってしまいます。一方が叱れば、一方がフォローするという形が理想的です。我が家の場合は、決めごとにしたわけでもありませんが、主に上の娘を叱るのは私で、夫はフォローにまわります。そして、下の息子を叱るのは主に夫で、私がフォローするという役回りです。だからといって、子どもたちは片方の親と仲が悪いわけでもありません。
■誰かと比べて叱ってはダメ
「○○ちゃんは上手なのに」、「お姉ちゃんはもっと早くできていたのに」と、誰かと比較してはいけません。ひがみやすい子どもになってしまいます。また、いつも同じ子どもと比較していると、その子どものことが嫌いになってしまう場合もあるので気をつけましょう。それは兄弟間でも言えることです。
■昨日と今日で言うことを変えてはダメ
一貫性を持って叱らないと、子どもは親に不信感を抱きます。また、父親と母親もしつけに関して話し合い、統一性を持たせましょう。人によって言うことが違うと、子どもは迷ってしまいます。
■全人格を否定する言葉や子どもを突き放す言葉は、使ってはダメ
「生まれてこなければよかったのに」など全人格を否定する言葉や、「もう、知らない! 勝手にしなさい」、「出て行きなさい」など、子どもを突き放す言葉は子どもの心に深い傷となって残るので、絶対に使ってはいけません。
■昔のことまで引っ張り出して叱るのはダメ
子どもを叱っていると、そのことに関連した過去の過ちも思い出し、つい昔のことまで叱ってしまうことはありませんか。終わってしまったことを言っても意味が無い上に、子どもが嫌な思いをするだけです。
■愛情のない体罰はダメ
体罰を与えることによって、親の意図が伝わりにくいだけでなく、子どもの心に深い傷を残します。さらに、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、また、友達にも乱暴になる場合もあります。
子どもと一緒に親も成長していく
いかがでしょうか。皆さんの叱り方で、思い当たる点はありませんか。 「この10か条、全てを守ることなんてできない」と思っていらっしゃる人もおられると思います。それで当然だと思います。理屈ではわかっていても、なかなかできないものです。最初から理想的な叱り方ができる親はいません。一つでも、二つでもいいので、できそうだなと思うことからやってみてください。「親も子どもと一緒に成長していく」という気持ちで、少しずつ実行して行きましょう。
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