親の一言は、ときに言葉の虐待になることも……

親の一言が言葉の虐待になることも

親の一言が言葉の虐待になることも

「昔、こんなことを言われた」と、子供は親の何気ない一言をしっかりと覚えていたりするもの。私たちの言葉は、想像する以上に重みを持ち、ときに言葉の虐待になる事さえあるのです。子育て中の親にとって、子供に言ってはいけない一言とは?心理学者の生田倫子先生にお聞きしました。

≪INDEX≫
1: 子供は親の言葉をこう聞いている・・・P1
2: 子供自身の存在を否定するような言葉・・・P2
3: 子供同士を比較するような言葉・・・P2
4: 「褒めて伸ばす」の弊害!?・・・P3
5: 親は何を意識して子供に話しかけるべき?・・・P3


子供は親の言葉をこう聞いている

親の言葉の持つ影響力
親の言葉の持つ影響力
私たちの経験でも、親の何気ない一言が糧や励みになっている場合もあれば、棘となって刺さっていることもありませんか。子育てをしながら自分の「育ち」を振り返るとき、親の言葉の持つ影響力の大きさに気づかされます。

生田先生がカウンセリングをしてきた中には、「言葉」がきっかけとなって回復したり、逆に悩んだりという例もたくさんあるそうです。

例えばデザイナーを目指しながら現在カラーコーディネーターとしてもがんばっている、こよみさんは、5歳くらいのとき母親に何気なく言われた、「勉強は出来ないけど、お洋服を組み合わせるセンスがいいわね」という言葉がずっと心に残っていたそうです。

また、現在ニートになってしまっているゆずる君は、小学校のときやはり母親に言われた「ホントにお前は何をやってもだめなんだから」と言われたことがずっと記憶に残ってしまっているといいます。そのとき母親は、ゆずる君がスポーツが苦手なことを指して言ったようなのですが、ゆずる君は自分の全部の事柄がだめに思えてしまい、何事にも自信がないと訴えていました。

このように、子供は親本人が意図しないメッセージを「聞いてしまう」こともあるのです。親と子もまた、人間関係。親が子供に言ってはいけない一言を考えます。

>>>子供自身の存在を否定するような言葉/子供同士を比較するような言葉>>>