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立体図形を理解する方法2(3ページ目)

中学入試にもよくでる、立体図形における断面図の問題は多くの子どもが苦手としています。このような問題を解く基礎力を幼児期から身につける方法をご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

円柱の大根を切って断面図を学ぶ

立体の問題を実際に考える場合、例えば、粘土で作った立方体をナイフなどで切断し、断面図を考えようとしても、柔らかくて、断面図が変形してしまうので、切りやすく、形が崩れない大根が適しています。

●円柱の大根を底面の円形に平行に切ってみましょう。断面図は円形になります。

●次に、円柱の大根を円形に垂直に切ってみましょう。断面図は長方形になります。

円柱に切った大根 断面図は長方形


同じ立体図形でも、切り口によって、円形になったり、長方形になったりすることを学びましょう。円柱を縦に切ると、長方形になったり、円すいを縦に切ると三角形の断面図が現れるのを推理するのは難しいことです。実体験で理解するようにしましょう。

円柱のニンジンを切って断面図を学ぶ

ニンジンを円柱に切ってみましょう。そして、底面に平行に切ると、断面は円形になり、底面に対し角度をもたせて切ると、断面図は楕円形になります。

断面図は楕円形 断面図は円形


もし、切り口を見ただけで、断面図の形が分かりにくいようでしたら、断面図に絵の具を塗り、紙にスタンプして確かめてみましょう。
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