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立体図形を理解する方法2(2ページ目)

中学入試にもよくでる、立体図形における断面図の問題は多くの子どもが苦手としています。このような問題を解く基礎力を幼児期から身につける方法をご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

3点を通る平面の形は次のように、左から長方形、正三角形、等脚台形になります。


中学の入試問題ですが、簡単に解き方を説明しておきます。

同じ平面上にある2点は、直線で結ぶことができますが、同じ平面上にない2点は直線で結んではいけません。

例えば、左端の図では、上の2点と左端の上下2点はそれぞれ直線で結べますが、左下の点と右上の点は同じ平面上にないので、直線では結べません。向かい合う平面の切り口は平行になるので、左下の点から上の2点を結ぶ直線に平行な線を引きます。すると、その平行線は右奥の角に届くので、右奥の角と右上の点を結びます。それが断面図になります。

真ん中の図形は、3点がそれぞれ2点ずつ同じ平面上にあるので、このように3つの点を直線で結ぶことができ、それが断面図になります。右端の図形は、左端と同様にして考えます。

幼児期の子どもは、もちろん、このような理屈は理解できず、また理解する必要もないのですが、中学受験対策としては、理解しなければなりません。そのために、幼児期からできることは、野菜など身近なものを使って、立体の断面図に親しむことでしょう。
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