中学の入試問題ですが、簡単に解き方を説明しておきます。
同じ平面上にある2点は、直線で結ぶことができますが、同じ平面上にない2点は直線で結んではいけません。
例えば、左端の図では、上の2点と左端の上下2点はそれぞれ直線で結べますが、左下の点と右上の点は同じ平面上にないので、直線では結べません。向かい合う平面の切り口は平行になるので、左下の点から上の2点を結ぶ直線に平行な線を引きます。すると、その平行線は右奥の角に届くので、右奥の角と右上の点を結びます。それが断面図になります。
真ん中の図形は、3点がそれぞれ2点ずつ同じ平面上にあるので、このように3つの点を直線で結ぶことができ、それが断面図になります。右端の図形は、左端と同様にして考えます。
幼児期の子どもは、もちろん、このような理屈は理解できず、また理解する必要もないのですが、中学受験対策としては、理解しなければなりません。そのために、幼児期からできることは、野菜など身近なものを使って、立体の断面図に親しむことでしょう。