最後に、「食と健康」ガイドの南さんにコメントをいただきました。
「精神の安定にはカルシウムが大切な栄養素の一つですし、カルシウムはマグネシウムと密接に関わっているのと同時にリンとのバランスも重要なのです。現代っ子が好きなスナック菓子やインスタント食品には、乳化剤などの添加物としてリンが含まれ、リンが血液中に多いとカルシウムの吸収を邪魔してしまうので、注意が必要です。
このように何か特別な成分だけをとるというよりは、幅広い食べ物からいろいろな栄養素をバランスよく取ることが大切です。またどんなに栄養バランスが優れた食事でも、子どもがたった一人で寂しく食べているとしたら、その食事は本当に心身の栄養になるでしょうか? 子どもの孤食の傾向がある中で、何を食べるかという以上に、子どもの食環境にも配慮が必要な時代になっていると思います。」
キレナイ子どもを育てるためには、カルシウムたっぷりの牛乳を飲ませておけばいいと安易に考えることは、かえって危険であることがわかりました。
精神を安定させるのに相性が良いビタミンB1を含む豚肉とアリシンを含む玉ねぎ |
また、子どもにとっての食生活は、食品の栄養面だけを考えるのではなく、家族で楽しく食事をするなどメンタルな面での配慮も子どもの心の栄養に大きく影響していることは言うまでもありません。子どもの食生活を見直すきっかけにしていただければと思います。
1日の目安1000IUを1粒で摂取できるものも。
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