~良い耳を持った子は良い演奏家へと育つ~
▼ 桝田先生
「音楽は、聴くことから始まります。良い耳を持った子は良い演奏家へと育つと言われています。生まれた時から、ジャンルを問わず、たくさんの音楽を聴かせることがとても大切なことなのです。
音楽を聴いた子どもが反応を示す示さないにかかわらず、音楽は子どもに蓄積されていきます。どれだけ数多くの音楽を聴いているか、インプットされているかが、将来、演奏する時に、どれだけの音を引き出すことができるかということにつながってくるのです。
『三つ子の魂百まで』と、よく言われますが、音楽においてもその通りなのです。
幼児期においては、童謡などの歌を一緒に数多く歌うことが大切です。童謡はリズムやメロディーが簡単で覚えやすく、日本語をたくさん覚えることができるからです。また、季節感を味わうこともできます。「げんこつやまのたぬきさん」のような手遊び歌は特におすすめです。
また、『ピーターとおおかみ』・『動物の謝肉祭』・『くるみ割り人形』などの音楽物語のCDを聴くこともおすすめします。」
「ピーターと狼」(プロコフィエフ) 「動物の謝肉祭」(サン=サーンス) 「青少年のための管弦楽入門」(ブリテン) 指揮 小澤征爾 | 「くるみ割り人形」(チャイコフスキー) |
~歌をうたう時は、イメージを抱くこと、楽しくうたうことが大切~
▼ 桝田先生
「歌をうたったり、リトミックをしたりしていたのですが、歌をうたう時は、イメージを抱くことが大切なので、色々な小道具を使っていましたね。例えば、ミツバチのペープサートを使って、ミツバチになりきったり、頭に羽をつけて、インディアンになりきったり、あるいは、ダンボール紙で作ったバイオリンを手にうたうのです。
歌に気持ちが入り、子ども達はとても喜びます。音程の正確さよりも楽しく歌うことが大切です。
★手作りの小道具
インディアンの羽 | ダンボール紙のバイオリン |
ミツバチのペープサート |
*ペープサート・・・持ち手をつけた紙の人形