■■ お話の記憶 ■■
例えば、こんなお話を聞かされます。
「今日は、森の運動会です。最初にかけっこをしました。うさぎさん、きりんさん、くまくん、きつねくん、とらくんがスタートラインに並んでします。はじめは、とらくんが1位でしたが、こけてしまったので、きりんさんが1位になり、2位は、うさぎさんでした。
次は、借り物競争です。うさぎさんはめがねを、きりんさんはハンカチを、くまくんは帽子をきつねくんは水筒を、とらくんはお弁当を借りてこなければなりません。
中略
最後に赤組、白組に分かれて玉入れをしました。」
お話が終わってから、テスト用紙を見ることができます。文字はいっさい書かれていませんので、質問は口頭で行われます。
Q・・「かけっこで1位になったのは誰でしょう?その動物にまるをつけてください。」
解答欄には、うさぎ、くま、きつね、きりん、とらの絵が描かれています。そして、この場合、1位になったきりんの絵をまるで囲むことになります。
Q・・「借り物競争で水筒を借りてこなければならなかったのは誰でしょう?その動物にまるをつけてください。」
といった感じで、質問が続きます。
これなら、ご家庭でも、お話の記憶の問題、できますよね。絵本の読み聞かせをし、そのお話をもとに質問をするのです。答えは、口頭で言わせればいいでしょう。
親子で楽しく学習するコツは、親から一方的に質問するのではなく、子どもからも質問させることです。「勉強させる→勉強させられる」という関係ではなく、「一緒に勉強する」というスタイルが大切です。
ですから、お話の記憶の問題を子どもからも質問してもらうのです。文章を理解していなければ質問もできません。子どもは質問を作るために注意深くお話を聞くようになるでしょう。つまり、質問する側にとっても勉強になるという利点もあります。
「位置の記憶」の場合も同様にして、親子で交互に問題を出し合って楽しく学習してみてくださいね。
【関連サイト】
「やってみよー入試問題!~推理編」
「お風呂で楽しく入試勉強!?」 おすすめリンク集「小学校受験」
All About Japan 「子供の受験(小学校・中学校)」
■ 記事を読んでくださって、ありがとうございました ■
☆ 「幼児教育」メールマガジンの購読登録は、メールアドレスをご記入のうえ、購読ボタンを押してくださいね
☆毎週水曜日に楽しいお役立ち情報をお届けします!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。