最後に、小和田家流教育の秘密について、小和田家と親交がある先生方のお話をご紹介しましょう。
ハーバード大学の小川先生は次のように語っています。
「お子さまのしつけや教育の面では常識よりも良識的な配慮があってこそ。それもかけがえなく自由でより独自な自己を育むための育児は『育自』に注がれていたでしょうし、教育もまた、雅子さまと同じ目線での教育、すなわち『共育』ではなかったでしょうか。」
同じくハーバード大学のオールドマン先生も小和田家のフランクな教育家庭環境にについて、次のように話されました。
「雅子さまの父小和田氏はとても柔軟な考え方をするお父さんでしたね。娘たちには、キミは何をしなければならない、という言い方はしないようにしていました。また、お母さまはつねに落ち着いた雰囲気をもっていて、しかもアイディアウーマンでした。お子さんたちにはいつも気を使っていてなにか問題が起きると解決の糸口を見つけてあげていました。」
また、小和田家の実情に詳しいボストン大学のホワイト先生は次のように語っています。
「日本では、家庭のしつけや教育は母親の責任であるという言い方をしますが、小和田家では正反対。子どもの教育はご両親の二人三脚でおこなわれ、とくにお父さまは『日本人の心』を大切だとされ、その考えをお母さまが折りにふれ、色々な形で柔軟に伝えてこられました。」
現在の雅子さまは、お父さまとお母さまが二人三脚で創り上げた『育自』と『共育』の賜物といえるのです。
今度は、皇太子さまと雅子さまが二人三脚で愛子さまをお育てになるのですね。お母さまになられた雅子さまのお姿を拝見するのが楽しみです。
【参考文献】
「雅子さま~殿下の愛に守られて」 集英社 江森 敬治
「皇太子妃雅子さまのすべて」 日本文芸社 松崎 敏彌
★次回のクローズアップでは、「皇太子さまが受けられた乳幼児期からの教育~美智子さまのナルちゃん憲法」をアップする予定です。どうぞお楽しみに。
■ 記事を読んでくださって、ありがとうございました ■
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。