早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

美智子さまのナルちゃん憲法

お子さまの将来を考え、数々のご提案や改革を重ねられた美智子さまがお作りになった「ナルちゃん憲法」の中身とは?皇太子さまの初等科時代のエピソードもご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

“たとえ、その時は困難な道でも、
子どもの将来を考えて子どもと向き合う道を選びたい”
―それが美智子さまの教育方針 ―


昨年12月1日お生まれになった愛子さまはとてもお元気で、月末の検診では身長54センチ、体重3738グラムになられました。

その大きくなられた愛子さまのお目目が開いたお顔をついに拝見することができました。お二人に似て、とてもかわいらしいお顔でしたね。お正月用の写真は通例、皇居内の御所で撮影されますが、今回は愛子さまが生後間もないことから両陛下が皇太子ご夫妻の住まいの東宮御所に出向き、撮影されました。

この愛子さまは、皇太子ご夫妻によって新たな教育方針でお育ちになることでしょうが、雅子さまがご両親からお受けになった教育、皇太子さまが天皇皇后両陛下からお受けになった教育をもとにされることはいうまでもありません。

前回の「雅子さまが受けられた幼児期からの教育 小和田家の教育方針 」に引き続き、今回は、「ナルちゃん憲法」を通して、皇太子さまがご両親から受けられた教育のご紹介をしたいと思います。

では、「ナルちゃん憲法」という名前をはじめて耳にした方のために、ご説明をしたいと思います。

「ナルちゃん憲法」って?


浩宮さまが誕生されて7ヶ月目に入られた頃、美智子さまは、ご夫妻で日米修好百年記念のお招きを受け、16日間の訪米旅行をされることになりました。

お留守の間、浩宮さまのお世話をしてくれる人たちのために、美智子さまが書き残された育児メモ。それが、緑がかったルーズリーフに書かれた「ナルちゃん憲法」です。ナルちゃんのナルは、もちろん浩宮徳仁(なるひと)親王さまの“なる”から名づけられました。

母親が不在でも浩宮さまが「いつもとかわらぬ生活を続けられるように」「人によって、またはときによってバラバラなしつけではいけない」「一定のきまりごとや一貫したものがなければ困る」「悪いことは悪いと厳しくしかってもらえるように」そんな願いから自然にできたノートです。

確かに、人によってしつけが変わることは子どもにとってよくありません。子どもは何を信じていいのか分からなくなってしまいます。それは、子どものお父さんお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの間でもいえることです。夫婦間、親子間など子どもを取り巻く大人の間で「しつけ」の統一は大切です。

「夫はこうするけど、私はそれに反対だから、私はああしよう。」ではなく、夫婦間でしっかり話し合って欲しいものです。

この「ナルちゃん憲法」によって、当の浩宮さまはもちろん、お付きの人たちもどんなに安心されたことでしょう。また、美智子さまご自身も、小さな我が子を残してきたという気がかりなく、安心してご公務に励まれたことでしょう。
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