食物繊維豊富など栄養豊富な玄米でも赤ちゃんの離乳食にはNG!

玄米はビタミンB群や食物繊維などが豊富ですが……

玄米はビタミンB群や食物繊維などが豊富ですが……

マクロビオティックや自然食・健康食のブームで見直されている「玄米」。玄米は、精白されていない米と比べて、胚芽と糠(ぬか)を含むので、食物繊維やビタミンB1などが豊富です。そのため近年愛好者が増えています。

たしかに、ビタミンやミネラルが不足しがちな現代において、玄米は有効な食事であるともいえます。しかし、赤ちゃんにはどうなのでしょう? 今回は「離乳食に玄米は適しているのか」について考えたいと思います。

<目次>  

消化に悪い?玄米の特徴とデメリット

玄米はビタミンB群や食物繊維などが豊富ですが……

玄米はビタミンB群や食物繊維などが豊富ですが……

前述したとおり、玄米の特徴の1つには「食物繊維が豊富である」ことがあげられます。つまり、赤ちゃんの未発達な胃腸を考えると、「消化しにくい」ものだということがすぐお分かりでしょう。消化のよい母乳やミルクなどしか飲んでいない赤ちゃんには、まずは胃腸への負担が少ないものからあげていくことが大切です。

赤ちゃんにはじめて離乳食をあげるというあるタレントさんが、テレビで「最初のひとくち」として玄米粥をあげているのをみて、ガイドの私は驚きました。白米のおかゆを試した後、消化機能の発達がかなりみられるようになってからあげるのはいいのですが、最初からいきなり玄米というのは、負担が大きすぎます。まずは白米、野菜などがきちんと食べられるようになってから、ゆっくりとスタートしましょう。ガイドの私の考えでは1歳半頃までは精白米がいいと思いますが、もし玄米をどうしても食べさせたい場合は、「玄米クリーム」なども市販されていますのでそのような少しでも消化をよくしたものを利用するといいでしょう。
 

アレルギー予防に玄米?

アレルギーを治すのに良い……とも言い切れません

アレルギーを治すのに良い……とも言い切れません

実は玄米を離乳食に使うのをおすすめできないのは、消化だけが問題ではありませんでした。

アレルギーなどの予防に玄米食とも聞きます。しかし、本当に玄米はアレルギー予防になるのでしょうか?

たしかに、食物繊維やビタミンを多く摂ることは、アレルギー児にとっては有効かもしれません。しかし、ここには1つ頭にいれておきたいことがあります。

乳幼児期のアレルギーでは、「卵・牛乳・小麦」が3大アレルゲンとされていますが、加えて「大豆・米」も発症例の多いアレルゲンです。

アレルギーの素因のないお子さんであれば、もちろん構いませんが、もし米のアレルギーをもっている場合は、玄米には細心の注意を払わねばいけません。穀類の中で、玄米は最も抗原が高いものとして分類されるくらいで、白米でアレルギー症状がでなくても玄米だとでるという可能性もあります。
 
[参考]穀類・イモ類のアレルギー抗原表

また、発疹や左右対称の赤みなどの皮膚症状のある赤ちゃんに対し、医師に相談せず、「アレルギーみたいだから玄米食で治そう」などと考えている人はいませんか?米アレルギーかもしれませんので、きちんと医師に相談し、食物アレルギーが疑われた場合は、アレルギー検査などを受けた上で行うようにしましょう。
 

体に良いものが赤ちゃんの離乳食に良いものとは限りません

玄米ばかりではなく、一般的に「健康に良い」とされているものは数多く存在しますが、これらがすべて赤ちゃんに良い(離乳食に適している)とは限りません。赤ちゃんの胃腸器官などの成長をちょっと考えてからあげるようにしましょうね。
 

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