離乳食はいつから始める?生後5カ月がベスト?

親が食べているのを見て、口を動かすなど食べたそうにしていたら、それは離乳食開始の合図の1つ
離乳食を始める頃を「離乳の開始」と呼び、初めてドロドロした食物を与える時期を指します。つまり、果汁やスープなど、単に液状のものを与えても、離乳の開始とはいいません。果汁やスープを始めるのは、従来は「離乳準備期」と呼ばれており、育児書によると生後2~3ヶ月頃からというものを見かけます。
しかし、最近では、早すぎる離乳食のスタートが疑問視され、見直されています。早すぎる離乳食の開始は、近年増え続けているアレルギーの原因の1つではないかと言われており、現在、厚生労働省では「離乳開始前に果汁をあげる必要性はない」という指針に2007年3月変更しました。
つまり、離乳食のスタートは生後5ヶ月頃からで大丈夫。生後5ヶ月になり首がすわり、かつお父さん・お母さんが食べているところをじっと見て、赤ちゃんが食べたそうに口を動かしていたら、離乳食を始めてみましょう。周りのお友達が離乳食を始めたからといって焦らずに、あくまでも赤ちゃんのペースで。たとえ離乳食の開始時期が遅くても、いつかは必ず大人と同じ食事をするようになります。焦らず、赤ちゃんとお母さんのオリジナルペースを作って進めてください。
ただオリジナルといえども、完全なるオリジナルは難しいもの……。次ページでは離乳食の進め方の基礎をお伝えします。