離島の旅の注意事項
陽射しの強烈さもハンパありません。日焼け止め&熱中症対策も忘れずに
また波照間島行きの高速船は欠航する確率が高いことで知られています。これは西表島と波照間島の間に流れる大きな潮流によるもので、海上の状況が悪かったり風が強かったりするとどんなにお天気であろうと波照間島便は欠航となるのです。なので、波照間に行くことを考えている人はなるべく余裕を持った日程で旅のプラニングを立てることをオススメします。行ったはいいけれど何日も帰って来れなかったという話も珍しいことではありません。この夏、波照間行きは高波にも強い新造船の高速船が就航予定で、こちらが実現すれば多少なりとも欠航率が下がるはずなんですけどね。
そして、波照間便に乗り込む際には酔い止め薬の服用をオススメします。これ本当に! 自分はあんまり乗り物に酔わないという人でも念のため飲んでおいたほうがいいかもしれません。島民の人でさえ厳しいと言う波照間便ですから、侮ると痛い目に遭うかも。
他にも夏から秋へかけての台風シーズンには、運悪く台風の影響に当たると波照間便のみならず船が欠航となります。といっても台風ばかりはなんともできないので、もしも当たってしまったら残念ながら運が悪かったと諦めるしかありません。また再度おいでってことかな、とポジティブに受け止めるぐらいで調度いいのではないでしょうか。
その他、簡単にまとめますね。各島には御嶽と呼ばれる島の人々の祈祷所がありますが、ここは私たち部外者が立ち入ることができない神聖な場所です。御嶽を見つけてもむやみやたらに足を踏み入れたりしないこと。そして水着のまま集落をふらふらと歩かないこと。シュノーケリングをする人は、間違えても珊瑚の上に立ったりしないこと。フィンで珊瑚を傷つけないようにじゅうぶん気を付けて、八重山の海を楽しんでくださいね。
ガイド的、旅のアドバイス
緑と青空が近い離島の風景。何もないことの贅沢を実感できます
もともと観光するところだってそう多くはない島なので、好きなだけ海や島の風を満喫してみたり、島の人々との交流を楽しんだり、ただただぼーっと過ごしてみたり。そんなふうにして島全体を感じてほしいなと思います。ちょっと矛盾するようでもありますが、八重山の離島を訪れるならできる限りのんびりとあまり予定に縛られずに島巡りをしてみることをオススメします。