風通しが期待できる間取り:
外廊下型マンションの妻側住戸 

それでは次に、前ページと同じく外廊下型マンションではあるものの「通風が期待できる」間取り例を挙げます(【図4】参照)。約70m2、3LDKのファミリータイプ。

【図4】外廊下型マンションの妻側住戸。風通しを確保できる間取りの例

【図4】外廊下型マンションの妻側住戸。風通しを確保できる間取りの例


こちらは中住戸ではなく「妻住戸」の間取りです(マンションの妻側住戸についてはこちら)。妻側住戸は、基本的に3方が外気に面し、窓を多く取れるという好条件がそろっており、上の図では、南、西、北側の3方が外気に面しています。

この間取りでは、南側のLDの窓のちょうど反対側に、洋室1の窓があります。廊下の室内ドアを開けておけば、南から北へ風が住戸内を流れていきます。洋室2・洋室3の部屋も、窓が一箇所しかありませんが、廊下に面するドアを開けることで、家の中の空気が流れます。

 

妻側にある好条件を活かす間取り

妻側住戸でも、間取りによっては2方にしか窓を設けていなかったり、窓の位置がうまく対面にとれず、風通しが期待できないものもあります。ですから、妻住戸ならなんでもOKではなく「どんな間取りになっているか」が大切です。

 

開かずの窓に要注意。その窓は開きますか?

今回はマンションの中でも最もポピュラーな「外廊下型マンション」の中住戸と妻側住戸の間取りで「風通し」を検証してみました。

風の入り口と出口があり、それが対面にあると風が流れやすい間取りとなりますが、窓の位置を確認するだけではなく、その窓が開けられるかどうかも忘れずにチェックしましょう。

例えば、窓のすぐ外側を人が歩く(外廊下マンションの外廊下側の窓)、車の音がうるさい(幹線道路や駅近物件)、風が強すぎる(高層マンションの上階、海辺)というケースも多々あります。

日照や通風は私たち日本人にとって、日常生活の快適性を左右するとても重要なポイントです。購入後に「しまった!」ということがないよう、購入前にぜひもう一度チェックしてみてくださいね。

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