メキシコのコーヒー
メキシコは世界で7番目を誇るコーヒー豆の産地。南に位置する、ベラクルス州、オアハカ州、チアパス州の3大生産地のほか、ゲレロ州、プエブラ州、イダルゴ州でもアラビカ種をメインに生産しています。しかし、世界有数のコーヒー生産地でありながら、10年くらい前までは、飲食店でコーヒーを注文すると、インスタントコーヒー粉の瓶ともに、お湯が出てくるのが一般的(つまり、自分で作れということ)でした。それは他の多くのコーヒー生産国同様、コーヒー豆が欧米へ輸出するための高級品で、一般には出回っていなかったからです。
現在では世界的なカフェブームや、反グローバリズム運動が盛んになり、コーヒー生産農家の意識が高くなったため、多くのメキシコのカフェやレストランで美味しい国産コーヒーが気軽に飲めるようになりました。現地で飲むコーヒーの味は香り高く、格別。アメリカンや、エスプレッソ、カプチーノといった欧米スタイルが基本ですが、メキシコならではの飲み方もあります。
■カフェ・デ・オジャ
つぼのようなカップにコーヒーが
メキシコ版コーヒー牛乳。菓子パンと一緒にどうぞ
コーヒーもメキシコのお土産として喜ばれるもののひとつ。ただ、スーパーで売られているものは安いけど、味も落ちるのでおすすめしません。ちょっと高くてもコーヒー専門店か、こだわりのコーヒーを出すカフェで買うのがいいでしょう。500g=90~150メキシコペソくらいで美味しいコーヒーが買えます。
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