若者を中心に人気上昇中! メスカル
メスカルの基本セット。オレンジ輪切り、塩、芋虫、チレのミックス粉。そしてチャプリーネス(バッタ)
メスカル専門のバーは、とってもオシャレ
テキーラとほぼ同様の製法で竜舌蘭から作られるメスカルは、価格が手頃なものが多いので、2級酒と思われがちですが、野性味あふれる独特な美味しさがあります。以前は中高年が気軽に飲む酒というイメージがありましたが、ここ5年くらいのあいだにメスカル専門のオシャレなバーが出来たり、クラブでも取り扱うようになったりして、若い人からも人気を集めています。
フレーバーのついたメスカル=クレマ・デ・メスカル(フルーツ系、クリーム系もクレマの総称で呼ばれます)も種類が豊富で、マンゴ、パッションフルーツ、グアバといったフルーツ系やチョコレート、バニラ、コーヒー、キャラメルなどのクリーム系まであり、強いお酒が苦手なひとでも気軽に飲めてしまいます。
メキシコ珍味の代表グサノ(芋虫)とチャプリネス(バッタ)
メスカルの飲み方の定番としては、ストレートのショットとともに、輪切りにしたオレンジ、塩、チレ(唐辛子)とグサーノ(芋虫)の煎ったものの粉末ミックスをつまみながらいただきます。さらに地元らしいおつまみは、チャプリネス(バッタをチレとライムで味付けしたもの)やグサーノを炒めたものなども。グロい!と思われるかもしれませんが、チャプリネスは、煮干しみたいな食感で、カルシウムいっぱい。グサーノはお芋のようにほっこりとした甘みがあり、プロテインたっぷり。実は古来から伝わるゲテモノ食ならぬ優れた健康食なのです!
メスカルは比較的どこでも手に入るもので、酒屋やスーパー、空港の免税店でも扱われていますが、種類が豊富で安く買えるのは、やはり産地。とくにオアハカ州は良質のメスカル産地として有名です。
テキーラやメスカルの試飲もできる>>>
テキーラ・メスカル博物館