世界中で大人気。メキシコを代表する蒸留酒、テキーラ
塩とライムをつまみに、ストレートで飲むのがおすすめ
レポサドは口当たりが良いので日本人にも好評
テキーラもその熟成の度合いによって、種類は分かれます。製造後すぐに瓶詰めされるブランコは、キリッとした後味が特徴で、日本の焼酎に似た後味。2ヶ月から1年未満で熟成させたレポサドは、まろやかなコクがあります。そして、1年以上樽で寝かせたアニェホは、上質のウイスキーのような香り高さを持ちます。
テキーラの正しい味わい方
日本で、テキーラの一気飲み(ちょっと罰ゲーム的な)をやっている光景に出くわしたことがありますが、あれは反則! テキーラはゆっくり味わいながら飲まなければいけません。飲み方として定番で、おすすめなのは、やはりストレート。塩と、ライムをつまみにしていただきます。レストランやバーではチェイサーとして、サングリータというトマトジュースとチリソースが混じったような飲み物を一緒に出すところもあります。
また、グレープフルーツ味の炭酸飲料で割った、パロマと呼ばれるカクテルも人気。テキーラを使ったフローズンカクテル、マルガリータも、ぜひ試したいもの。本場メキシコでは、グラスの口のところに塩だけでなく唐辛子パウダーがまぶされますが、意外にも唐辛子がカクテルの甘さを引き締めて、ベストマッチです。
お土産にテキーラ! どこで手に入れる?
テキーラは、メキシコでは国を代表する酒なので、バーやクラブはもちろん、アルコールを提供するほとんどのレストランで扱われています。日本でもホセクエルボ、ヒマドーレス、ドンフリオ、センテナリオ、カサドーレスなど数多くの種類のテキーラが輸入されるようになりましたが、メキシコでは高級なものが日本の半値以下で買えるので、お土産に最適! まだ日本で扱われていない種類も多く、安いものから高いものまでピンキリで迷うところですが、原料にアガベ(竜舌蘭)100%使用と表示されているものを選ぶのがポイント。混ざり物があるテキーラはやはり味も落ちます。空港の免税店で購入可能ですが、酒屋やスーパーでは、はるかに安く買えます。しかし、飛行機搭乗の際に預ける荷物のなかで酒類は750mlのボトル2~3本までと決まっているので、安いからと言ってもたくさん持ち帰れるわけではありません……。そこで、空港の免税店で買うメリットは機内に持ち込めるという点。さらに、一般市場にない空港限定モデルのテキーラもあるので、ぜひお土産探しに覗いてみてください。
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