税金/税金関連情報

消費税の税率アップで税収は2倍に増えるのか(2ページ目)

菅政権は消費税の税率を仮に5%から10%に引き上げると消費税の税収が2倍に増えるという皮算用をしているのでしょうか?では、過去、3%から5%に引き上げられたときはどうだったのでしょう。そしてそれは、実際に財政再建に役だったのでしょうか。検証してみました。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

  • Comment Page Icon

消費税の税率アップが財政再建につながっているのか

しかし、それが財政再建につながったのかというと過去の経緯の中でははなはだ疑問です。
公債残高の推移

公債残高の推移

財務省が公表しているデータ、公債残高の推移によると、消費税の税率が3%から5%にアップがなされ、税収んび反映された平成8年、平成9年あたりを注視しても、公債残高は減るどころか、むしろ増えてます。しかも、報道によると消費税の増税分は福祉の充実に「使う」ことを公言して夏の参議員選挙に挑む構えを見せています。

消費税の増税やむなし論の背景とは

いろいろな世論調査によると、消費税が増税になってもやむをえないとする論調も増えてきてはいますが、そのアップ分をバラまいてくれというものではないでしょう。そのアップ分で財政再建の道筋を提示することこそ消費税の増税やむなし論の背景にあるかと思うのですがいかがでしょうか。


【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/5/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます