デスクトップパソコン/デスクトップパソコンの選び方

デスクトップパソコン選びのポイント(2ページ目)

デスクトップパソコン選びのために、ポイントをまとめました。それぞれの解説をもとに、自分に合ったデスクトップパソコンに出会ってください。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

デスクトップパソコンの基本を押さえておこう

まず最初に、パソコンを購入する際に押さえておくべき、性能項目について解説します。これだけ押さえておけば、難しい製品カタログも理解しやすくなりますよ。ざっとで構いませんので確認しておいてください。


必ず調べておきたいCPU(中央演算処理装置)

パソコンの頭脳にあたる部分で、全性能中でもっとも重要なものの一つです。デスクトップパソコン用とノートパソコン用とがあります。性能は周波数(GHz、ギガヘルツ)であらわされ、数字の大きい方が高速です。実際には、データを一時的にためておくキャッシュ容量などの影響も大きく、性能は周波数だけでは決まりません。

最近は計算を実行する部分(コア)を複数もつ「マルチコアCPU」が一般的で、デュアルコア(コア2つ)、クアッドコア(同4つ)の製品があります。さらに、1つの実行コアを2つに見せる高性能CPUもあります。

オススメの性能は、デュアルコアのCore i3、またはクアッドコアのCore i5(Intel社製)。Core i7や高性能志向のユーザー向けです。またはAthlon II X2、Phenom II X4(AMD社製)もあります。周波数は、2.5GHz以上を目安にしましょう。


動作速度にも影響するメモリ

CPUに次いで重要な部分です。メモリの容量はGB(ギガバイト)、MB(メガバイト)で表記され、最近では4GB以上を搭載する製品がほとんど。また、DDR2、DDR3など複数の規格があります。

メモリは、Windows 8であれば4GBは必要でしょう。これ未満なら購入時に増設しましょう。規格の違いによる性能差は大きくないので、気にする必要はありません。


容量が大きいほど便利、HDD(ハードディスクドライブ)

パソコンで使用するデータを保存しておく部分です。肝心なのは容量。容量はGBで表記され、数字の大きい方が多くのデータを保存できます。

オススメの容量は、メールやWeb閲覧、オフィス文書作成が中心なら320GB程度で十分でしょうが、iPod用の楽曲やデジカメ画像を保存するなら1TB、テレビ番組を録画するなら2TB以上は欲しいところです。

データの転送方式に複数の規格があり、ドライブの回転速度も性能に影響しますが、その差は大きくないので気にする必要はありません。


一番よく使うソフトOS(基本ソフト)

パソコンの使い勝手を決めるのは、ほぼ「OS次第」です。OSは、大きくはWindowsとMacOSに分かれます。Windowsは、さらにいくつかの種類(エディション)があります。

現在の家庭向け市販パソコンのほとんどに採用されているのは、Windows 8 Proです。最近のメーカー製品では64ビット版OSを採用したものが増えています。Windows 8 はタッチ操作を前提とするOSで、従来の製品とは操作性が異なります。操作に不安を感じるなら、外資系メーカーが継続販売しているWindows 7製品を購入するのもいいでしょう。

ただ、スキャナやプリンタなど、以前から使っている周辺機器を引き続き使用したい場合には、64ビット版OSに対応しているかどうか、各メーカーのサイトで確認するのが無難です(32ビット版の製品を購入するなら、ほぼ問題ありません)。64ビット版と32ビット版の両方を使えるモデルもあります。


付属ソフト

パソコンで「できること」を決めるのはソフトウェアです。とくに国内メーカー製品には、多数のソフトが付属します。

定番ソフトの一つが、Microsoft社のOfficeシリーズ。こちらもいくつかのエディションがあり、多くのパソコンに付属するのはHome and Business(Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote)です。

Officeは非常に普及しているソフトで、いわば「必携」すべきもの。後から購入することもできますが、パソコン購入時から付属している方が割安です。


20インチ以上は欲しい、モニタの画面サイズ

モニタの性能は、「型」であらわされるパネルサイズと、「ドット」で示す解像度、輝度やコントラスト、応答速度などで表記されます。主なものはサイズと解像度で、サイズが大きく、解像度が高い方が画面を広く使うことができます。

オススメのモニタは20型以上で、解像度は1680x1050ドット以上。縦横比は16:10か16:9のワイド画面製品がベターです。輝度やコントラストはカタログだけでなく、店頭でも確認するとよいでしょう。

また、セパレート型では、パソコン側の出力に合った入力端子(D-Sub、DVI-Dなど)が付属するものを選ぶ必要があります。


種類だけではなく場所にも注意したい、インターフェース(接続端子)

プリンタやスキャナなどの周辺機器を接続するUSB、音声出力などの端子(ポート)の数が適度にあるかをチェックしておきましょう。ポートの位置も重要です。とくにUSBポートは、USBメモリを使用するときなどのために、パソコンの前面や手の届きやすい場所に複数あることが必須です。

デスクトップパソコンの選び方のポイント:1. 形状で選ぶ>>
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