上手な「洗い」の3チェック
部分洗い用洗剤やブラシを持っておくと便利
衣類は洗えば傷むもの。汚れ落としとのバランスをとり、次に気持ちよく着られるようお手入れするのがお洗濯です。さぁお洗濯となったら、「仕分け」と「チェック」をしてから洗濯機のスイッチをオンします。チェック内容は、
多種多様な繊維で作られている衣類ですから、なにしろ
洗濯絵表示を確認するのは今や常識です! 次に目立つ汚れを見つけたら
部分洗いしておくとスッキリきれいになります。ポケットに残ったティッシュが洗濯物中にからまって出てきたら、のけるのが大変。ある友人は子どものオムツが紛れておぞましいことになったそうです。だからチェックは必須! ガイドの夫はポケットにティッシュなどのゴミまで入れてる常習犯で、何度泣かされたことか……! 脱衣カゴの側にゴミ箱を置いたり、「ポケットの中身を出すこと!」と貼り紙をしておくなど、脱いだ人にも徹底してもらいましょう。
洗濯機の設定。洗いは7~10分、脱水は5分で十分
全自動洗濯機の場合、洗濯コースの設定はデリケート衣料用や念入り洗い、お風呂の残り湯やタイマーを使うかなど、いろいろと選べます。
入門者は初期設定されている標準コースでも仕方ありませんが、できれば効率や好みを反映した自分仕様に再設定することをおすすめします。たとえば、機種にもよりますが、洗い時間は本当に軽い汚れなら水槽式の場合で7分~8分でよく、脱水は5分以内で十分といわれます(ちなみにガイドの洗濯機は設定が3分ごとなので、洗いは9分か12分で設定しています)。洗いや脱水は時間をかけるほど繊維を傷めるので、汚れ方をよく見て判断してみてくださいね。
洗濯機が最高の効率で働く2つのポイント
洗濯の効率を最高にするには2つのポイントがあります。1つは「洗濯物の量を洗濯機容量の8割~5割ほどの重さにする」こと。多すぎても少なすぎても上手に洗えないのです。もう1つは「水温は洗剤の酵素が一番よく働く30℃~40℃にする」こと。水温が高すぎると衣類が傷む(ウールは30℃以下でないとダメ)ので要注意です。
洗濯機に効率よく働いてもらうプラスワン テクニック
上記ポイントの他にも、効率がUPする小さなテクニックがあります。例えば、洗濯物がからまるのを防ぐため「シャツ等についているボタンは2、3ヶ所留めておく」「洗濯用ネットに入れる」ようにしたり、洗濯機の回転が悪くなるのを防ぐために「大きなものや重いもの、浮かびやすいものは下の方へ入れておくこと」、また、少量の洗濯物を効率よく乾燥させるためには「乾いたバスタオルを1枚一緒に入れる」などです。ぜひいつものお洗濯に取りいれてみてください。