部分洗いの基本テクニック

襟や袖口の黒ずみ、頑固なソックスの裏の泥汚れを落とすには、洗濯機に入れる前の部分洗いが効果的。洗濯のときには、洗濯機に入れる前に目立つ汚れをチェックする習慣をつけておくと、取り返しがつかなくなる前にお手入れできますよ。衣類を長く気持ちよく使うために覚えておくとよい「基本のテクニック」をお届けします。
 

部分洗い前に要チェック

部分洗いの基本テクニックをご紹介!

部分洗いの基本テクニックをご紹介!


部分洗いにもいくつかあって、衣類の素材などによって使い分けますが、その前にまずは以下のことをチェックして。

色落ちチェック
濃度の高い洗剤でのお手入れになりますので、気になるものは洗剤との相性をチェックします。方法は、濃い目の洗剤液(濃度は各洗剤の説明をご参照ください)を作り、綿棒に染み込ませて裏側の目立たない部分をこすってみます。これで色が落ちるようなら、クリーニングへ持ち込んだ方が無難です。または覚悟して洗うか……。

生成りや淡い色なら蛍光増白剤入り洗剤は使わない
このごろの洗濯用洗剤にはいろいろな成分が添加されています。蛍光増白剤入りだと生成りや淡い色の衣類を白っぽく変色させてしまうことがあるので使わないで。

使う洗剤は?
使う洗剤はふだん使っている洗濯用洗剤でOKですが、それで落ちない場合は漂白剤を使います。手荒れ防止のためゴム手袋をつけて。

液体の洗剤ならそのまま、粉末ならぬるま湯に溶かして使います。水でなくぬるま湯を使うのは粉末洗剤が溶けやすく、含まれている酵素(汚れ落とし効果を高める成分)が働きやすい温度だから。薄め方(例:「水5リットルに洗剤25g」)は洗剤の容器に書かれているのでご確認ください。

部分洗い後は?
部分洗いが終わったら、洗剤液ごと洗濯機へ入れて他のものと一緒に洗うか、洗剤液を使って手洗いを。ひどい汚れは部分洗い後に15分~30分くらいおいてから本洗いをするとなお効果的です。
 

写真でチェック! 部分洗いのバリエーション

定番のもみ洗いですが繊維を傷めやすいので気をつけて。

定番のもみ洗いですが繊維を傷めやすいので気をつけて

もみ洗い
もみ洗いは、洗濯用洗剤を直接つけて染み込ませながら洗います。綿、麻、化繊など比較的丈夫な素材(ポリエステルなどで薄くないもの)におすすめの方法です。汚れが目立つ部分を表に出して洗剤液を直接つけ、洗剤液をもみ込むようにしながら汚れ部分を洗います。

 
洗濯用ブラシはビニル素材が一般的でホームセンターで手に入ります。

洗濯用ブラシはビニール素材が一般的でホームセンターで手に入ります

ブラシ洗い
洗濯ブラシや使い古しの歯ブラシを使った部分洗いはもみ洗い同様、洗濯用洗剤を直接つけてブラッシングします。綿、麻、化繊など比較的丈夫な素材(ポリエステルなどで薄くないもの)の襟、袖汚れにおすすめです。

襟や袖の内側など汚れが目立つ部分を表に出して洗剤液を直接つけ、ブラシでとんとんとたたくような気持でシュシュと軽くこすります。強くこすると生地が傷むのでほどほどに。染み込んで落とす洗剤の力もあるので大丈夫。なお、襟や袖口を洗うときはあらかじめ衣類を裏返しにして始めるとラクですよ。

衣類が含んでいる空気で浮いてくるなら少し押してちゃんと浸します。

衣類が含んでいる空気で浮いてくるなら少し押してちゃんと浸します

つけ置き洗い
ソックスなどのガンコな汚れは洗剤液に浸してしばらく置き、汚れをはがしやすくしてから洗濯機洗いをすると効果的です。また、洗濯マークに「手洗いマーク」がついているもので汚れが目立つ場合はつけ置き洗いを。汚れがひどい時はつまみ洗いや押し洗いも。

汚れ部分がきちんとつかるように洗剤水へ入れてやさしく押し浸し、ひどい汚れは15分~30分くらいおいてから、洗剤液ごと洗濯機へ入れて他のものと一緒に洗います。

 
繊維の中に洗剤液を通すような感覚で。

繊維の中に洗剤液を通すような感覚で

つまみ洗い
デリケートな衣類(手洗いマークがついているもの)は「つけ置き洗い」「押し洗い」「ふり洗い」といった手洗いをしますが、襟・袖などの部分的な汚れが気になる場合は「つまみ洗い」や押し洗いで、洗剤の効果がよりいきわたるようにします。汚れ部分に洗剤液をつけて、洗剤を繊維の中まで染み込ませるように指先でつまんで押したり放したりを繰り返します。

 
画像は洗濯板を使っていますが手で支えてトントンしてもOK

画像は洗濯板を使っていますが手で支えてトントンしてもOK

たたき洗い
洗剤を染み込ませ、やさしくしっかり汚れを落としたい部分汚れには「たたき洗い」が効果的です。もみ洗いで傷みやすい素材に使います。

やさしく洗いたい場合は、汚れ部分に洗剤液をつけて洗剤を繊維に染み込ませたあと、指先や洗剤を含ませたスポンジでやさしくトントンします。

麻や綿で装飾のない丈夫そうなものなら、洗濯ブラシの背や棒でトントンたたくのもOK。洗濯板にのせてトントンしてもよいでしょう。

 
洗濯板は、旅行や小さなシミのお手入れに便利な手のひらサイズもあります。

洗濯板は、旅行や小さなシミのお手入れに便利な手のひらサイズもあります

洗濯板でゴシゴシ洗い
頑固な汚れは、洗濯板でゴシゴシしてから洗濯機へ入れると仕上がりが違います。綿や麻など丈夫な素材で装飾のないもの、パンツ類の泥はねにも。

気になる汚れ部分に洗剤をつけ、板の凹凸を利用して汚れをこすり落とします。少しハードなたたき洗いなら、洗濯板に汚れ部分を置いて、棒(洗濯用ブラシの背でOK)などでたたいて洗っても効果があります。

このほか、スティック型の「部分洗い用洗剤」もたいへん便利です。部分汚れに直接塗り込んでそのまま洗濯機に入れればOK。襟や袖口などの皮脂汚れ用や泥汚れ用、食べこぼし汚れ用などあります。

また、食べこぼしは醤油などの水溶性汚れかマヨネーズなどの油性汚れ、またはその複合汚れ。ついたらすぐにそれぞれに応じた応急処置をしておいた後、漂白剤でつけ置き洗いを。ちなみに汚れ落としは、油性汚れなら石けんが、皮脂汚れなら酵素入り合成洗剤の方が得意だともいわれます。ご参考まで!

このようにいろいろな部分洗いの方法がありますが、それぞれ素材や汚れに合うやり方を選んでこそ下洗いの効果があがりますので、ぜひ試してみてください。同じなら、長くきれいに着ていきたいですものね。

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