衣類から発するにおいを断つ

「香りきついよ」「くさいあなたに言われたくないわ」なんて悲しいケンカにならないように・・

「キミ香りきついよ」「くさいあなたに言われたくないわ」 な~んて悲しいケンカにならないように・・!

なにかとにおいに敏感な日本。そこで生活するわたしたちは体臭はもちろん衣類から「人に嫌がられるにおい」を発しないのがエチケットになっています。言い分はともあれ、衣類のにおいに関してはコントロールできるものなので、気をつけたいものですね。

衣類のにおいの原因は、体臭の元やたばこ、食べこぼしなど。また、室内干しをすれば生乾き臭がつくこともあり、においの悩みは尽きません。

独身男性によくあるのは、仕方なくあるいは気づかずに、その一方または両方のにおいを発しているケースですが、女性だって笑ってはいられません。最近耳にするのは「柔軟剤のスメハラ」という言葉。ご存知ですか?!


においの害!?『スメルハラスメント』

セクハラにパワハラにとハラスメントが色々取り沙汰されるなか、『スメル・ハラスメント』をとりあげられる事が増えてきました。

スメル・ハラスメント、略して『スメハラ』は10年も前から使われている言葉で、以前は体臭や口臭を指す事が多かったのですが、最近はそこに柔軟剤や洗剤の香りも加えられるようになりました。「柔軟剤が強すぎて気分が悪くなる」という声です。これからの季節、静電気を抑えてくれる柔軟剤は心強い味方。心当たりのある方、ぜひ対策をマスターしましょうね。


体臭・生乾き臭。タバコ臭を落とすテク

洗剤液に浸け置きをするのが王道です

洗剤液に浸け置きをしてから洗濯機へ。このひと手間が臭い取りにおすすめです。

「ついてしまったにおい」でお困りなものといえば、体臭、生乾き臭、たばこ臭が代表でしょうか。

これらは、漂白剤を少量溶かしたぬるま湯に浸け置いてから洗濯機で洗濯すると有効です。ですが、簡単に落ちないケースもあります。
汗や皮脂などには油分が含まれます。タバコの煙にもタールという油に似たようなベトベトした成分が含まれます。これらは漂白剤だけではパワー不足で、酵素などの洗浄成分が含まれるふつうの洗剤を一緒に溶かしてやることでやっと、両方を落とすことができます。

浸け置き洗いの方法は次のとおりです。まず洗い桶にぬるま湯と洗剤(容器に記載されている分量)、さらに漂白剤を入れてかき混ぜ、洗剤液を作って、そこへ気になる衣類を浸け置きます。浸け置き時間は30分から2時間程度。やり過ぎはかえって衣類の生地を傷めるのでやりすぎないように!タバコ臭は落ちにくいので2時間で。それから、軽く絞って洗濯機へ投入し、ほかの衣類と一緒に洗います。
ぬるま湯を使う理由は、洗剤の力を引き出しやすい温度帯であることと、汚れをゆるめて落ちやすくできる事などです。


生乾き臭を落とすテクニック

生乾きのにおいがついてしまうと、その次に通常のお洗濯をしても落ちないことがあります。そのままにしておくと「落としたくて洗濯するけどまた臭う」という、生乾き臭スパイラル(!?)におちいってしまいます。

また、『香りをつける前に生乾き臭を落とすべし』です!最近いわれるスメハラ族の中には、生乾き臭を消そうと柔軟剤を加えた結果、消えない生乾き臭に柔軟剤の香りが混ざって、「もはや悪臭」なんていわれる可哀そうなケースも。基本に立ち返り、まずは汚れ落としです。

これを落とすには残っている汚れや洗剤をきちんと取り除くことが大切ですが、ガイドの経験上、じつは少しの残りであれば、ぬるま湯に浸け置くだけでも取れるものです。

それでも落ちない臭いなら、少し濃いめの洗剤水を作って浸け置きします。ぬるま湯に規定量より気持ち多めの洗剤を溶かして洗剤水を作り、そこへ30分から2時間ほど「におうもの」を浸け置きし、それを軽く絞ったら洗濯機へ入れて他の汚れ物と一緒に洗濯します。皮膚の弱い人は洗濯機に入れる洗剤量を気持ち少な目にして、すすぎで洗剤成分が残ってしまうのを防ぐとよいでしょう。ぬるま湯を使うワケは上と一緒です。


柔軟剤によるスメハラ族

「気持ちよく過ごしたい」という癒しを求める人から、「もっと魅力的に」と戦略的な意味合いも求めてという人まで、いまは柔軟剤を香水のように選ぶ人が増えました。ところがそれによってイヤな思いをしている人もいて、「加害者」といわれてしまうケースも出てきました。

元々柔軟剤は衣類のゴワゴワ感をなくし風合いを高めるためのもの。静電気防止作用は、秋から冬にかけての乾燥する季節に化学繊維を心地よく着るためにとても効果的なので、上手に使いたいですね。

ではどんな人が「スメハラ加害者」になっているかという傾向と対策は以下のとおりです。

■つけ過ぎタイプ
「ボトルに記載された分量を守っていない」「重ねづけしすぎ」がこのタイプ。
香水と同じく、嗅覚が慣れてくると同じ香りには鈍感になり、香り成分を増やす傾向があります。

使用量を守らないとスメハラ以前に、吸湿性が損なわれ、次回からの洗濯時に汚れ落ちがいまひとつになるなど、マイナス面の方が大きいのです。ブレンドするにしても水に対する適量を守って使いましょう。また、スプレーやシートを使った重ねづけも、やり過ぎは逆効果です。

■混合臭タイプ
体臭や生乾き臭が落ちていないのに、柔軟剤を重ねづけして悲しい結果におちいっているのがこのタイプ。前ページのテクニックを使い、きちんと他のにおいを落としてから、柔軟剤を適量で楽しみましょう。


それでも落ちないとき

柔軟剤の代わりに入れるタイプの消臭剤。

柔軟剤の代わりに入れるタイプの消臭剤

浸け置き洗いもしてるのに、いまひとつで、また臭いがついてしまって解決できないとき、ガイドは「柔軟剤代わりに入れる消臭剤」を使います。仕事柄いろいろな柔軟剤を使っているのですが、一つの香りをすっきり落としたい時にもこれを使うと、不思議なほど無臭になり「リセットできた!」と感じます。

また、衣類につける消臭スプレーや防臭スプレーを持っておいて、気になったときにシュシュっとし、その場をしのぎつつ帰宅後にしっかり汚れ(臭いの元)を落とすという考え方もあります。

なお、日本人は強い香りはあまり好まず、一方「無臭」も心もとないのか不人気で、「微香性」が一番好感度が高いのだそうです。魅力的な微香性をめざすためにも、臭いのもとをいったんシャットダウンしてから、ほんのり程度の香りづけを楽しむのが、ベストなようですよ。


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