投資信託/ファンドの種類を紹介

一目でわかるターゲットイヤーファンド比較(3ページ目)

運用中のリバランスから資産の配分変更まで、すべてをお任せできる投資信託「ターゲットイヤーファンド」。すでにアメリカでは401kを中心に拡大しているこのタイプに焦点を当て、国内で買える商品を比較しながらご紹介します。

執筆者:村岡 里香

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忘れちゃいけないコストと純資産総額をチェック!

長期投資をする際は、運用成績に大きく影響するコストを無視することはできません(詳しくは意外とかかる投資信託のコストを参照下さい)。プロに資産の組み入れ比率の変更をお任せできるぶん、ターゲットイヤーファンドは一般的なインデックスファンドに比べ運用コストである信託報酬が高めになっているので要チェックです。

手数料と純資産残高を比較。運用時の手数料(信託報酬)は、安定運用になると年率が下がる。純資産残高は11月30日時点。

手数料と純資産残高を比較。運用時の手数料(信託報酬)は安定運用になると下がります。インデックスタイプの野村資産設計ファンドがこの中ではコストが小さめ。純資産残高は11月30日時点。    

 
購入手数料は購入する金融機関によって異なります。また、購入手数料よりも信託報酬のほうが運用成績への影響が大きいのでかならず確認しましょう。

国内ではターゲットイヤーファンドがまだメジャーな存在でないこともあり、純資産総額は現在数億円という規模にとどまっています。長期運用を前提とするファンドとしては決して安心できる規模とはいえません(純資産総額については、純資産総額は人気ランキング!?を参照下さい)。実際に過去には純資産残高が伸びず、ターゲットイヤーファンドが繰上償還されてしまったケースもあるので、今後のこれらのファンドの残高推移を注意して見守ることが必要です。

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ファンドを選ぶ際には、まず、ファンドの中身、運用方針を理解し、自分の目標とするリターンやリスク許容度と照合することが肝心。その上で、コストや純資産総額を比較して検討をすすめていきましょう。また、ターゲットイヤーファンドを購入する時の注意点についてターゲットイヤーファンドで作る自分年金でも書いておりますので、合わせてご覧下さい。

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