税金/税金関連情報

売り上げの計上漏れはココをみる!! 2003税務調査ファイルその2(3ページ目)

税務署の定期の人事異動も終わり、税務調査、秋の陣が本番です。今回は売り上げの計上漏れについてクローズアップしてみました。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

  • Comment Page Icon
「仕掛り計上」ってどういうこと?

たとえば、12月決算の会社が300万円の仕事を請け負い、作業期間が12月から翌年の2月いっぱいだった場合に、決算上の処理として今期の売り上げに100万円計上しておくということです。
このような、会社は原則、税務申告の提出期限は2月末日ということになりますので、作業がすべて終了した3月に請求書を発行し、300万円全額その時点で売り上げを計上していても税務当局は「売り上げの計上漏れでは?」と指摘してくるハズです。

フルインセンテイブの営業マンなどには会社と交渉する際にも、「売り上げ貢献・売り上げ貢献というけれど、いつの時点で売り上げ貢献したと判断されるのか」は重要ですね。

税務調査でも、「ここは事業をするうえで当然詰められれていてアタリマエ」といったところからボロがでてくるのです。
この記事を読んでハタと気がついた方。仕事の流れ・売り上げの計上基準(あるいはご自身の評価の基準とその時点)を再確認してみましょう。
「売り上げの計上漏れ」に内在される問題は奥が深いのです。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます