前回より連載(いつまで続くかわかりませんが)をはじめた、<税務調査ファイル>シリーズいかがでしょうか。
今回は「売り上げの計上漏れ」に焦点をあてて解説してみたいと思います。

「売り上げの計上漏れ」ってそもそもみなさんどんなイメージですか?
テレビのドラマとかスポーツ新聞の芸能欄などから受ける情報からだと以下のような印象をお持ちなのではないでしょうか。
いわく「架空口座発覚」とか
「謝礼金としていただいていたものを売り上げから除外」とか。
でも、そのようなイメージとはとは違い、通常の所轄の税務調査ではそれほどそういったケースがボコボコでくるわけではありません。

あくまで、正直に事業に専念していて、たまたま「請求書の発行が遅れた」とか「入金時期が遅かったため売上の把握が困難であった」というケースもあるのです。

すべての業種を対象にするとわかりづらいので、設計事務所や建築会社の場合を想定してみてください。
仕事を受注して、金額を回収するまでにいたる流れとしてはおおまかに以下のようになりますね。
見積もり
  ↓
受注(図面起こし&施工)
 ↓
引渡し
 ↓
請求
 ↓
代金の回収

この一連の流れのなかで業者は同業他社との競合に打ち勝たなければなりませんし、依頼者側のワガママも聞かなければいけません。ローンの融資の実行審査の関係で手続きが遅延することも考えられますし、天候を含めたさまざまなトラブルも考えられます。
いずれにしても依頼する側・依頼を受ける側タイヘンな作業です。