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保険料控除申告書のダメダメな記載例とは

保険料控除申告書、証明書を添付したタダ提出しているだけという人いないですか?特に、地震保険料控除や社会保険料控除についての間違いが多発しています。詳細はコチラで。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

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12月ともなると、年末調整の書類の回収がはじまります。

前々回は扶養控除等(異動)申告書のダメダメな記載例について解説しましたが、今回は保険料控除申告書のダメダメな記載例について紹介します。

まずは生命保険料控除のチェックポイントです。

保険金や年金の受取人は記入しているか?


生命保険料控除の対象となる生命保険契約とは、保険金や年金の受取人のすべてが所得者本人かまたは所得者の配偶者や親族になっていなければなりません。
それを確認するために保険金等の受取人や続柄を保険料控除申告書には記載することになっているのですが、この欄が空欄のままということが多いのです。

保険契約者や本年中に支払った保険料等の金額は生命保険料控除証明書に記載があるので、その書式から確認ができるのですが、保険金等の受取人や続柄までは生命保険料控除証明書だけではなかなか確認ができないのが実情です。
「年末調整のしかた」の24ページでは生命保険料控除の記載例を掲載しているので紹介しておきます。
受取人もきちんと記載しましょう

地震保険料控除のポイントは


税務署等から配布されてくる「年末調整のしかた」の27ページの地震保険料控除の記載例は以下のようになっています。
保険会社も保険内容も違うところがポイントです

この記載例のポイントは保険会社等の名称と保険等の種類(目的)が相違していることです。つまり、山川太郎さんは地震保険料控除に該当する保険と旧長期損害保険契約に該当する保険と別個に契約していることになります。

ひとつの保険契約でダブって適用できない


では、ひとつの保険契約内に地震保険料控除に該当する部分と旧長期損害保険契約に該当する部分があったら記載例はどのようになるのでしょうか。
そのような場合、地震保険料控除に該当する部分のみを抜き出し地震保険料控除を選択するか、旧長期損害保険契約に該当する部分のみを抜き出し、地震保険料控除の経過措置としての旧長期損害保険料控除を適用するのかといった選択適用をするということになります。

地震保険料控除でありがちな二重適用の具体例とは?詳細は次ページへ>>
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