家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

ポイント制リゾートクラブを保養所にする!(3ページ目)

ポイント制のリゾートクラブ会員権は「購入するポイント数を自分で決め、施設利用時にそのポイントで清算する」システム。1ポイントあたりの費用が明確なので、個人事業主等は経費として計上ができます。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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問題点

一番の問題は、繰越ポイントと施設維持管理費・クラブ運営費の関係です。

「使い残したポイントは1年に限り翌年に繰り越せる」
→翌年は「購入したポイント数+前年度のポイント残」の施設維持管理費・クラブ運営費を支払う」ことになるのです。

【50ポイント購入して1年間まったくポイントを使わない場合】
1年目:50ポイント×690円=34,500円
2年目:(50ポイント+50ポイント)×690円=69,000円
3年目:(50ポイント+50ポイント)×690円=69,000円




当初考えていた以上に維持費がかかる、ということになりかねません。


2つ目は、食事が提供されない(一部の施設ではお弁当が注文できる)こと。
夕食・朝食の調達をどうするか考えておかないと、施設に到着して慌てることになります。

3つ目は、国内に施設が少なく、しかも関東圏に多いこと。ポイントを使い切れないということになるかもしれません。

4つ目は、会員権が不要になったとき、その返却の方法と返金の問題です。購入する際にこの点をしっかり確認する必要があります。譲渡・相続する人がいる場合は必要ありませんが……。


使い勝手がよく、初期投資+維持費がかなり安いポイント制のリゾート会員権ですが、利用頻度や人数によっては「やっぱり高い!」と感じてしまいます。「リゾート会員権を所有するということは、金銭に換算できないものを持つということ!」とか。経済的有利さを求める人には、縁がないものなのかもしれません。
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