
友達、同僚、親戚……あらゆる人間関係においてお金は切っても切り離せないもの。物価高で家計管理にシビアにならざるを得ない中、これを機に関係性を見直したという人もいるようです。
All About編集部は全国20~70代の200人を対象に「物価高で見直した・手放した人間関係」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、東京都に住む33歳女性のエピソードを紹介します。
「『節約したいから会わない』とは言いづらい」
【回答者プロフィール】
・居住地:東京都
・年齢:33歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:診療放射線技師(健診クリニック)
・世帯年収:1180万円
女性が物価高によって見直した人間関係は「学生時代の友人」だそう。
「私が結婚して子どもを産むタイミングが早かったこともあり、学生時代の友人たちとは、ライフステージがずれてしまいました。何か決定的な確執があったというわけではないです。お金を気にするようになったのは、夫の転職で少し年収が下がったこと、物価高と子どもの成長で、食費が前より2万円ほど増えたことが決定的といえます」
相手からの誘いを断るときはどのように伝えているのでしょうか。
「お金を理由にして断ったことはありません。見栄を張るわけではないですが、転職や年収の話はしたくないですし、『節約したいから会わない』とは言いづらいです。『仕事が忙しい』『子どもの学校や習い事のイベントで』などと言って断っていますが、深い追求はなく、『じゃあまたの機会にね』という反応ですが、断り続けたら誘われなくなる不安もあり複雑な心境です」
人間関係を見直した後、自身の生活や心境に変化があったようです。
「気持ちが楽に感じることもありますが、子どもの手が離れて自分と夫だけの家庭になったとき、友人は残るのだろうかと、ふと不安になることはあります。それでもやはりなかなかお金のことを考えると、以前のように気軽に会える状況ではないです」
「お金を理由に会わないことは絶対にしません」
そんな中、女性には、この人だけには「いくらかかっても会いに行く」「絶対にお金を惜しまない」と決めている相手がいると言います。それは「お世話になった先輩や、両親と義両親」です。
「お世話になった先輩は、これまで人生で悩んだときに何度も支えてもらったり、相談に乗ってもらったりしたので、一生縁を持ち続けたいと考えており、お金を理由に会わないことは絶対にしません。両親や義両親は、子どもが帰省に付き合ってくれて、親たちが元気なうちに、たくさん会うべきと思うので。回数は減ってしまいましたが、年に1、2回はどんなにお金がかかっても必ず帰省して会うべきと考えています」
最後に、今後も物価高が予想される中、人間関係で大切にしていきたいことを聞きました。
「お金のためだけに縁を手放してしまうのは残念なことだと思います。直接会って食事をすることができなくても、LINEなどで連絡を取り合い、絶対におろそかにしたくない相手はお金をかけても付き合い続けたほうが、将来の人間関係に行き詰まることは少なくなるのかなと考えています。家庭だけでは息が詰まるので、たまの息抜きとして、ある程度の食事などの付き合いは保ちたいです。」
<調査概要>
物価高で見直した・手放した人間関係に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~70代の200人(男性:63人、女性:137人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールなどは、編集部で一部改変している場合があります。






