
物価高によって、日々家計のやりくりに頭を悩ませている人は少なくないでしょう。そこに結婚や出産、住宅購入などの大きなライフイベントが重なると、家計への影響はより大きくなります。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「本気で家計を見直した瞬間」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、転職にともなう想定外の減収に直面したものの、日々の生活を切り詰めるストレスを避け、「自力で収入を増やす行動」によって焦りを克服しつつある、岐阜県に住む33歳女性のエピソードを紹介します。
回答者プロフィール
・年齢:33歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:パート・アルバイト
・世帯人数:3人
・世帯年収:500万円
・貯蓄額:300万円
生活費で相殺され、貯蓄に回す余裕がなくなる
女性がお金の不安を強く感じたのは、前職での強いストレスから転職を決意した時期のことでした。
「転職によって時給自体は上がったものの、勤務時間が短くなったため、結果として全体の収入が減少することに焦りを感じました。さらに、今後は住宅購入といった大きなライフイベントを見据えていたため、将来的な出費に対する不安が重なった」と、当時を振り返ります。
環境改善のための転職だったものの、実際の総支給額が減り、将来を考えたときに強い焦りへつながったと言います。
「現在の支出と具体的に比較した際、毎月の生活費で相殺され、貯蓄に回す余裕がなくなる可能性に気付きました。貯蓄が停滞することへの不安が強く込み上げた」と、当時の複雑な心境を明かします。
「支出を削る我慢」とは異なるアプローチを選択
変えられない減収という環境の中で、「少しでも状況を好転させたい」と考えた女性は、本気で家計の在り方を見直します。その際、一般的な「支出を削る我慢」とは異なるアプローチを選択しました。
「日々の生活を切り詰めるような『節約』に励むよりも、副業や工夫によって『収入を少しでも増やす方法』を考えるほうが、精神的にも行動的にもハードルが低く、効率的であると気付いた」
女性は即座に行動を起こし、隙間時間を利用したクラウドワークスでの活動や「ポイ活」を開始。まずは「コンビニに寄った際におやつを買うためのちょっとした足しになれば」という軽い気持ちからそれらをスタートさせたそうです。
始めたばかりのため現在の収支に劇的な変化はまだないものの、「まずは一歩を踏み出せたことで、何もしないままでいた頃よりも将来への焦りや心のモヤモヤは少し和らいだ」と、前向きな変化を実感しています。
心地よいバランスの家計が理想
自らの行動で焦りを克服しつつある女性。現在の世帯年収500万円・貯蓄300万円の家計をベースに、これからの理想のバランスについて教えてくれました。
「今後は、過度なぜいたくは望まず、基本的には慎ましく地に足の着いた家計を目指していきたい。ただ、日々の生活を切り詰めるばかりではなく、たまには家族で旅行に出掛けたり、おいしいものを食べたりという楽しみには、気持ちよくお金を使えるようなメリハリを大切にしたい。日々の節約と、ここぞというときのささやかなぜいたくを両立できる、心地よいバランスの家計が理想です」
<調査概要>
本気で家計を見直した瞬間に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年5月27日~28日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:50人、女性:147人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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