
終わりの見えぬ物価高によって、もはや当たり前になっていると言っても過言ではない「節約」。しかし、長引く節約生活に疲れやストレスを感じているという声も聞かれます。
今回は、All About編集部が全国20~60代に実施した「本当はやめたい節約」に関するアンケートから、秋田県に住む34歳女性の実情と本音を紹介します。
回答者プロフィール
ペンネーム:なかそね
年齢性別:34歳女性
同居家族構成:本人、夫(35歳)、娘(5歳)
居住地:秋田県
住居形態:賃貸
雇用形態:正社員
世帯年収:850万円(本人350万円、夫500万円)
貯蓄額:500万円
欲しい物があってもすぐには買わない
なかそねさんが本当はやめたいと思っているのは「趣味・娯楽費」の節約です。
「欲しい漫画やゲーム、趣味のグッズなどがあってもすぐには買わず、セールやポイント還元まで待つようにしています。また、少し気になった程度の物は、お気に入り登録をするだけにして、数日たってから本当に必要か考えて衝動的に買わないようにしています」
こうした工夫で、月2万円ほど出費を抑えることができていると言います。
「買う前からお金のことばかり考えるのが一番疲れます」
なかそねさんが趣味・娯楽費を節約し始めたのは2025年10月頃。きっかけは何だったのでしょうか。
「物価が上がって生活費の負担が以前より大きくなったことと、今後まとまったお金が必要になる可能性を考えたことがきっかけでした。毎月の固定費は簡単には減らせないため、まずは生活に必須ではない趣味や娯楽に使うお金を減らそうと思いました」
子どもにかかる費用など、簡単には減らせない固定費を抱える中で、食費や光熱費など生活に必要な部分を極端に削るより調整しやすいと思ったため、趣味・娯楽費を節約するようになったと言います。
結果として月2万円の支出を削減できているものの、複雑な思いを抱えているようです。
「欲しい物を見つけても、純粋に欲しいかどうかではなく、まず値段やポイント還元を考えてしまいます。楽しむための買い物なのに、買う前からお金のことばかり考えるのが一番疲れます」
ここまで悩まなければいけないのか……
貯蓄が500万円あっても不安が勝り、買い物をする時に“節約”の二文字が頭をよぎって疲労感を抱いているなかそねさん。以前、欲しかった趣味のグッズが発売された時も、しんどい思いをしたと言います。
「欲しかった趣味のグッズが発売された時、何度も商品ページを見ていたのに結局買わなかったことがありました。数千円程度だったので絶対に払えない金額ではありませんでしたが、『今これを買う余裕があるのか』と考えてしまった。周囲では普通に購入報告をしている人も多く、好きな物を1つ買うにもここまで悩まなければいけないのかと思った瞬間がかなりしんどかったです」
ここまでつらい思いをしながらも、節約を続けなければいけないのは一体どのような理由があるのでしょうか。
「お金に余裕があるわけではなく、節約をやめると貯金できる額がかなり減ってしまうからです。趣味に使った瞬間は楽しくても、その後で『使わなければよかったかも』と不安になることがあり、結局また我慢するという状態になっています」
趣味・娯楽費の節約はいつまで続ける予定かと聞くと、「考えたことがなかった。生活が楽になるまでかと思う。今後は本当はやめたい」と回答。
最後に、もしも明日からお金の心配がなくなり、趣味・娯楽費の節約をやめられるとしたら、まず一番に何をしたいか聞きました。
「まず、欲しいと思った漫画や趣味の物を、数百円・数千円単位まで細かく悩まずに買いたい。値段やポイント還元ではなく、自分が欲しいか、楽しめるかを基準に選びたいと思う。外出やイベントについても費用だけを理由に諦めずに行けるようになったら、かなり気持ちが楽になると思う」
<調査概要>
「本当はやめたい節約」に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年9月11日
調査対象:全国20~60代の100人(男性:28人、女性:72人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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