
物価高によって、日々家計のやりくりに頭を悩ませている人は少なくないでしょう。そこに結婚や出産、住宅購入などの大きなライフイベントが重なると、家計への影響はより大きくなります。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「本気で家計を見直した瞬間」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、結婚にともなう大きな出費の直後に妊娠・減収が重なり、過度な節約によるストレスに直面したものの、夫婦でデータを共有して乗り越えた、愛知県に住む36歳女性のエピソードを紹介します。
回答者プロフィール
・年齢:36歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:4人
・雇用形態:業務委託
・職業:在宅ワーク
・世帯年収:750万円
・貯蓄額:1100万円
まとまった支出が続いた直後に、契約が切られて……
女性が人生で最もお金の不安を感じたのは「30歳のとき」。結婚にともなう大きな出費と、自身の働き方の変化が重なった時期でした。
「挙式後、ハネムーンや車の購入など大きい出費が続いたあとに妊娠が発覚し、仕事の契約を切られ世帯収入が減ってしまいました。そして、産後も就活などができなかったのです」と、当時を振り返ります。
まとまった支出が続いた直後の減収に加え、当時は社会情勢の変化もあり、思うように次の仕事を探せない環境が重なったことで、将来への焦りが募っていったと言います。
「貯金や現金が徐々に減っていくため、育児などが漠然と不安になりました」と、当時の心境を明かします。
制限のし過ぎによるストレスから悟ったこと
不安から始まったやりくりですが、女性は「節約をすることで趣味だった旅行やお酒の制限をかけ過ぎて、自分が精神的につらくなりました。毎日が単調な作業に感じられ嫌気がさしたのです」と、我慢だけに頼る節約の限界にぶつかります。
一方的な制限では家計が持続しないと悟った女性は、本気で家計の仕組みを見直す決意をしました。
「手書きの家計簿を見直し、Excelでまとめて可視化し家族に共有したことと、お金の話題を夫婦でしっかりするようにしました」
全体の収支構造が一目で分かるデジタルデータでの管理へ移行。家計の現状を客観的な数字で共有したことで、「夫の意識が変わり、お金の知識をつけるために勉強をし始めてくれた」と、夫婦で同じ方向を向いて家計を支える体制が整ったそうです。
もしもあのとき、見直しをしていなければ、無駄遣いに気付けないまま今も漠然とした不安を抱えていただろうと振り返ります。
ケチケチせず、平均の暮らしができるようにしたい
危機をきっかけに夫婦で家計をオープンに管理する仕組みを作った女性。現在は世帯年収750万円・貯蓄1100万円という堅実な基盤を維持しています。
この経験を踏まえたうえで、これからの目標について教えてくれました。
「ケチケチせず、平均の暮らしができるようにしたい。また老後のことも考えて今から蓄えの準備をしていきたい」
ただ支出を締め付けるだけの我慢を止め、夫婦でデータを可視化し会話を増やしたことが、家族の笑顔を守りながら将来へ備える健全なやりくりにつながっているようです。
<調査概要>
本気で家計を見直した瞬間に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年5月27日~28日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:50人、女性:147人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






