
物価高が続いており、2026年8月に値上がりした飲食料品は2300品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、岡山県に住む36歳女性の節約テクを紹介します。
チラシやアプリを見て安い日に…
【回答者プロフィール】
・年齢:36歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:3人
・雇用形態:パート・アルバイト
・職業:ピッキング作業(物流倉庫)
・世帯年収:460万円
・貯蓄額:150万円
【1カ月の主な支出内訳】
・住宅ローン:9万円(間取り4LDK・2階建一軒家)
・食費:4万~5万円
・交際費:1万円
・電気代:1万7000円
・ガス代:1万2000円
・水道代:8000円
・通信費:2万6000円
・車の維持費:1万円
・毎月貯蓄に回している額:1万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上増えたと言います。特に困っているのはお米とガソリンです。
「お米もガソリンも安くなると言って一時期下がりましたが、最近は安くなったとは感じません。上がったり下がったりが激しく、安定しないので大変困ります」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「お米に関しては1週間に1、2度は粉物やうどん、パスタに変えるなどしています。ガソリンは安いときにクーポンを使って満タンに給油し、仕事帰りにスーパーにまとめて食材を買い物に行くようにしています」
この工夫で月に4000円から5000円ほど節約になると言います。
さらに活用しているのが「野菜」。野菜が安くなってきたので、野菜を多めに使ってパスタを作るなどしているそう。
「チラシやアプリを見て、食材の値段が安い日に買いに行き、お肉や魚は冷凍して使うようになりました」
実際に、どんなレシピを作っているのか尋ねると、「ナポリタンは好評で、ウインナーとタマネギとケチャップ、コンソメ塩胡椒だけで作ります。おなかも膨れるし、家によくある食材でできるので助かっています」と教えてくれました。
家族みんなニコニコする“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「ご飯が進む焼肉です。今はスーパーでも、お肉の価格は高くて、安い豚バラかササミを買うことが多いです。けれど、普段高くて買わない牛肉を買ったときは、家族みんなニコニコしています。焼肉がわが家の好物なので、誕生日祝いなどで焼肉パーティーすることが多いです」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「子どもがまだ小学生なので、バランスよく食べさせてあげたいと思っていて、野菜を多めに使うことは、変わらず続けていこうと思っています。野菜は価格が高いときと安いときがあるので、これからもチラシをみて買い足して作っていこうと思います」
そして今後目指したい暮らしについては、「なるべく節約し貯金を増やして、その中でもおいしいものがたくさん作れるよういろいろなレシピに挑戦していこうと思います」と教えてくれました。
賢くやりくりをして、食生活を楽しんでいる女性。そして、新たなレシピに挑もうとする前向きな姿勢が、物価高の時代には必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






