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平成20年 60歳以上の平均貯蓄高2346万円(2ページ目)

60歳以上の世帯(2人以上の世帯)の約40%が2000万円以上の貯蓄を保有しています。4000万円以上を保有している世帯は17.5%。中位数は約1600万円!

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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貯蓄現在高3000万円以上の世帯が26.4%

2人以上の世帯のうち60歳以上の世帯の貯蓄現在高は、1000万円未満=36.5%、1000~2000万円未満=22.6%、2000~3000万円未満=14.7%、3000~4000万円未満=8.9%、そして4000万円以上はなんと17.5%。「老後資金として金融資産3000万円を準備しよう」と言われていますが、4分の1強の世帯は準備が整っているということです。


ちなみに、貯蓄現在高1000万円未満の世帯は
  • 2人以上の世帯   51.9%
  • 2人以上の世帯のうち勤労者世帯  60%
  • 2人以上の世帯のうち60歳以上の世帯  36.5%
で、60歳以上の世帯の貯蓄現在高が高い方に分布していることがわかります。
貯蓄現在高階級別世帯分布(二人以上の世帯)
総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)」―平成20年平均結果速報―(二人以上の世帯)を元に作成した


60歳以上の世帯の平均貯蓄高は2346万円で、2人以上の世帯のそれの約1.40倍、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の約1.88倍です。
<平均貯蓄高>
  • 2人以上の世帯  1680万円
  • 2人以上の世帯のうち勤労者世帯  1250万円
  • 2人以上の世帯のうち60歳以上の世帯  2346万円

中位数は、2人以上の世帯が995万円、2人以上の世帯のうち勤労者世帯は757万円、60歳以上の世帯については公表されていません。独自の計算ではなんと1600万円弱、勤労者世帯の2倍以上の数値になりました。高齢者はお金持ちなんですね~!

〔注〕負債額については考慮していない。また、貯蓄現在高は、預貯金や有価証券、生命保険などの合計である。


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