「開拓」と「回拓」
ガイド:ところで「かいたく」という平仮名を使った会社名ですが、これには何か意味がありそうですね。森本社長:金融の新しい領域を開こうということです。この場合は「開拓」でもいいのですが、僕たちが目指しているのはお金を循環させる、つまり回すということで「回拓」という意味もあるんです。だから、この両方をまとめて「かいたく投信」にしたんですよ。
ガイド:なるほど。ではそのかいたく投信の運用方針は?
森本社長:やっぱりリスクの最小化です。というのも、ダウンサイドをどれだけ抑えることができるかが、長期投資のカギだと思うからなんですよ。単にダウンサイドを抑えることによって、将来のアップサイドではより上がりやすくなりますよね。
ここ約3ヶ月のかいたく投信のパフォーマンス。かいたく投信ホームページより。 |
4月22日~7月29日の日経平均の動き。マネックス証券ホームページより。この間の日経平均の下落率はかるく10%を超えるが、かいたくファンドの場合は6%にも満たない。 |
ガイド:確か、かいたく投信がファンドを設定したのが2008年4月22日ですよね。そこから同じく2008年9月1日までのパフォーマンスはTOPIX、NYダウと比べるとどうですか?
森本社長:9月1日の段階で、かいたくファンドの場合、10,000円→9,709円で、?2.84%です。これに対してTOPIXは同じ期間で1379.67→1230.64で?10.79%。NYダウは12825→11543で?10.00%となっていますね。
ガイド:かいたくファンドは、ずいぶんと頑張っていますね。
森本社長:だから、下げに強いファンドなんですよ!
ガイド:そうは言っても、投資家としては下がったときというのは、とても怖いですよ。
森本社長:そうなんですよね、僕もそれはわかります。でもね、だからこそ、どれだけダウンサイドを抑える運用をするかなんですよ。だから組入れるファンドもそういう観点から探しています。
ガイド:う~ん、でも~、相場が下がっているときは、なかなか買えませんよね。あるいは売ってしまいますよね。それを防ぐにはどうすればいいと思いますか?
森本社長:信じて託せる人を見つけることでしょうね。
ガイド:どうやったら見つかりますか?
森本社長:アンテナを張っておくことだと思いますね。だから、インデックス投資家であれば、インデックスのブロガーのブログを見るとか、オフ会に出るとか。アクティブであれば、僕たちを信じて託すとか。一人だと絶対に怖いんですよ、だから売ってしまう。でもね、そういうときだからこそ、逆に買い向かうんですよ。
う~ん。なんとも力強い言葉です。下がったときこそ買いを入れる。しかも運用会社を信じて。
こういった強い信念がある投資家が、最終的には勝てる投資家になるのかもしれません。
次回の記事でも森本社長に登場していただきます。投資の失敗談からはじまり、個人投資家が投資を続けていくためのポイントを紹介します!
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